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ニュージーランド留学のメリット・デメリット16選

  • 投稿日:6か月前
  • 更新日:2024-10-13 13:13:22

ニュージーランドは、留学先として多くの魅力を持つ国の一つです。美しい自然環境や治安の良さ、温暖な気候、そして多文化社会といった要素が、留学生にとって魅力的に映ります。しかしながら、どの国での留学にもメリットとデメリットがあり、ニュージーランドも例外ではありません。

本記事では、ニュージーランド留学のメリット・デメリットを16個にまとめて紹介し、それぞれの特徴について深掘りしていきます。これから留学を考えている方にとって、ニュージーランドがどのような国なのか、メリットだけでなくデメリットも知ることで、より現実的な視点から留学先としてのニュージーランドを判断する手助けとなれば幸いです。

ニュージーランド留学のメリット8選

自然が豊かでアウトドアが楽しめる

ニュージーランド留学の大きなメリットの一つは、自然が豊かでアウトドア活動を存分に楽しめることです。ニュージーランドは、緑豊かな山々、透き通る湖、広がるビーチ、美しいフィヨルドなど、自然の魅力が溢れています。この国の自然環境は、他の英語圏の国々と比べても一線を画しており、特に都市部にいながらも簡単に自然の中に身を置ける環境は、留学生にとって大きな魅力となります。

例えば、南島に位置するフィヨルド国立公園(Fiordland National Park)では、ミルフォード・サウンドやダウトフル・サウンドといった世界遺産に登録されている景観を楽しむことができます。ここでは、クルーズやカヤックなどを通して、圧倒的なスケールの自然を体感できます。大自然に囲まれたこのような場所でのアウトドア活動は、日常の忙しさを忘れさせ、心身をリフレッシュさせてくれるでしょう。

また、ニュージーランドではトレッキング(ニュージーランドでは「トランピング」と呼ばれます)が非常に盛んです。人気のトレッキングルートとしては、南島のルートバーントラックや北島のトンガリロアルパインクロッシングなどが挙げられます。これらのルートでは、火山地帯を歩いたり、雪山を望んだりと、他の英語圏の国では体験できないような壮大な自然を直に感じることができます。特にオーストラリアやカナダの都市部と比較しても、ニュージーランドの自然環境は手つかずの状態が多く残っており、アウトドア好きにはたまらない環境が整っています。

アクティビティの選択肢も豊富です。ハイキングやキャンプ、釣り、スキー、スノーボードなど、一年を通して様々なアクティビティを楽しむことができ、四季折々の自然の変化を体験できます。また、アドレナリンを求める方には、ニュージーランドが発祥のバンジージャンプや、クイーンズタウンでのスカイダイビングなどのエクストリームスポーツも人気です。これらの活動を通じて、ニュージーランドならではの冒険心を満たすことができるでしょう。

さらに、ニュージーランドの自然は、単に楽しむだけでなく、環境保護や持続可能性について学ぶ良い機会にもなります。エコツーリズムが盛んな国であり、多くの学生が自然保護活動に参加する機会を持つことができる点も、他国と比べた際の大きな利点です。

フレンドリーでオープンなニュージーランド人

ニュージーランド留学のメリットとして、フレンドリーでオープンなニュージーランド人の存在は大きいです。ニュージーランド人、通称「キウイ」と呼ばれる彼らは、一般的に温かく、親しみやすい性格を持っていることで知られています。日常生活において、外国人や留学生に対しても分け隔てなく接してくれる姿勢が、ニュージーランドの大きな魅力の一つです。

ニュージーランド人のフレンドリーさは、留学生にとって新しい環境に馴染む際に非常に大きな助けとなります。留学先では、初めてのことが多く、言語や文化の壁に直面することもありますが、ニュージーランド人はそのような留学生の不安を理解し、サポートしてくれることが多いです。例えば、道に迷った時や買い物で困った時など、気軽に声をかけてくれたり、親切に案内してくれたりします。街中や学校でのちょっとした会話からも、彼らのオープンな性格を感じることができ、外国から来た学生もすぐにニュージーランドの生活に溶け込むことができるでしょう。

また、ニュージーランド人の特徴として、カジュアルでリラックスしたライフスタイルがあります。イギリスやカナダなどの他の英語圏の国と比較すると、ニュージーランドでは日常生活がよりリラックスしており、形式ばったコミュニケーションが少ないと感じるかもしれません。カナダやイギリスでもフレンドリーな人々は多いですが、ニュージーランド人はさらにオープンで、初対面の人でもすぐに友達になれるような雰囲気が漂っています。この点は、特にシャイな日本人留学生にとっても安心できるポイントです。緊張せず、自然体でニュージーランドの人々とコミュニケーションが取れる環境が整っているため、異文化交流もスムーズに進むことでしょう。

さらに、ニュージーランドは多文化社会であり、多様な背景を持つ人々が共に生活しています。そのため、異なる文化に対する理解が深く、外国人に対する偏見も少ないです。多国籍な学生や労働者が共存する環境の中で、ニュージーランド人はお互いを尊重し合う姿勢を大切にしています。この多様性への寛容さは、留学生にとって非常に居心地の良いものとなり、異文化に対する恐怖や不安を軽減してくれます。特に、日本とは大きく異なる文化に飛び込む際、こうしたオープンな社会は安心感を与えてくれます。

ワーホリビザを活用すれば語学学校に通わず長期滞在可能

ニュージーランド留学のメリットとして、日本とニュージーランドがワーキングホリデー(ワーホリ)の協定を結んでいることが挙げられます。このワーホリビザを活用すれば、語学学校に通わずに長期滞在が可能であり、ニュージーランドの魅力を存分に体験することができます。ワーホリビザを取得することで、ニュージーランドでの生活に柔軟性が生まれ、自由に時間を使いながら新しい経験を積むことができる点は、多くの留学生にとって大きなメリットです。

まず、ワーホリビザの条件について簡単に説明すると、日本国籍の18歳から30歳までの人が申請でき、最長で1年間ニュージーランドに滞在することが可能です。このビザを取得することで、ニュージーランド国内で働くことも認められており、アルバイトや短期の仕事をしながら滞在資金を補うことができます。また、3か月以内であれば語学学校に通うことも可能なので、必要に応じて短期間で英語力を伸ばすこともできます。これらの条件をうまく活用すれば、留学と仕事、旅行をバランスよく組み合わせたニュージーランド滞在を楽しめるでしょう。

一方、学生ビザとは異なり、ワーホリビザでは語学学校への通学が義務付けられていません。これは非常に大きなメリットです。学生ビザでニュージーランドに滞在する場合、多くの語学学校では90%以上の出席率を求められますが、ワーホリビザではそのような制約はありません。これにより、語学学校に通うための学費を節約でき、また自分のペースで英語を学びながら、働く時間や観光する時間も確保できるという自由度が生まれます。時間的にも経済的にも余裕ができるため、ニュージーランドでの生活をより柔軟に楽しむことができるのです。

さらに、ワーホリビザを活用することで、語学学校に縛られることなく実際の現地生活を体験しながら英語力を伸ばすチャンスが広がります。働きながら日常的に英語を使う環境に身を置くことで、教室の中だけでは得られないリアルなコミュニケーションスキルを磨くことができます。ニュージーランド人との職場でのやり取りや、現地のカフェやレストランでの会話などを通じて、自然な形で英語力を向上させることができるのは、ワーホリならではのメリットです。

また、ニュージーランドは治安が良く、働く環境も整っているため、初めて海外で働くという人にとっても比較的安心してチャレンジできる場所です。特に日本人留学生には人気が高く、現地では日本人コミュニティも充実しているので、困ったときにはサポートを受けやすい点も心強いでしょう。もちろん、英語のスキルを伸ばすためにはできるだけ現地の人と交流することが重要ですが、必要な時には日本語でのサポートが受けられる安心感も、ワーホリビザでの滞在には含まれています。

3ヶ月以内ならビザなしで留学できる

ニュージーランド留学の大きなメリットの一つは、3ヶ月以内の滞在であればビザが不要であることです。特に短期間の留学や語学研修を考えている方にとって、このビザなしで留学できるという点は、手軽さとコストの両面で非常に魅力的です。日本とニュージーランドの間では、観光目的でのビザ免除プログラムが適用されており、3ヶ月(90日)以内の滞在であればビザの申請をする必要がありません。

まず、日本人がニュージーランドに3ヶ月以内の観光目的で渡航する場合、ニュージーランド政府が定める条件を満たす必要があります。その条件の一つは、有効なパスポートを持っていることです。ニュージーランドに滞在する期間中はパスポートが有効であることが求められるため、パスポートの有効期限には注意しましょう。また、入国時には帰りの航空券や、第三国に出国するための航空券を提示する必要があります。さらに、滞在期間中に生活できるだけの資金を所持していることも条件の一つです。具体的には、1か月あたり約NZD 1,000(日本円で約80,000円)程度の資金が必要とされています。

ビザが不要ということは、ビザ申請の手間やそのための書類準備が省けるだけでなく、ビザに関連する費用も削減できるという大きな利点があります。通常、ビザの取得には手続き料がかかるだけでなく、ビザの要件として留学中の健康保険への加入が義務付けられている場合が多いです。しかし、ビザなしで渡航する場合は、こうした費用が不要となるため、短期間の留学でもコストを抑えることができ、経済的にも負担が軽減されます。

また、英語力に自信がある方や、自分で手続きや計画を進めるのが得意な方にとっては、エージェントを通さずに直接語学学校に申し込んで渡航することも可能です。エージェントを介する場合は手数料や相談料が発生することがありますが、ビザなしの短期滞在ならば、インターネットでの直接申し込みやオンライン手続きだけで完了することが多く、よりシンプルかつリーズナブルな方法で留学を実現できるでしょう。

さらに、この3ヶ月間のビザなし滞在は、観光と学びを組み合わせた柔軟なスケジュールを組むのにも適しています。ニュージーランドは、美しい自然環境やアクティビティが豊富な国であり、語学学校で英語を学びながら、週末や放課後に観光を楽しむことができます。例えば、オークランドやウェリントンといった都市での留学中に、近郊の自然公園や観光名所を訪れたり、アウトドアアクティビティを楽しんだりすることが可能です。短期でも、ニュージーランドの文化や自然を存分に満喫できるというのも大きな魅力です。

ただし、3ヶ月を超える滞在を希望する場合は、学生ビザやワーキングホリデービザなどを取得する必要があります。ビザなしの滞在はあくまで短期間に限られるため、留学を本格的に長期間考えている方は、次のステップとしてビザの取得を視野に入れると良いでしょう。また、ビザなしであっても、現地で万が一の病気や怪我に備えて保険に加入しておくことはおすすめです。ニュージーランドは医療費が高額になる場合があるため、事前に海外旅行保険に加入しておくと安心です。

治安がいい

ニュージーランド留学のメリットの一つに、治安が非常に良いことが挙げられます。多くの留学生にとって、海外での生活を考える際、最も心配になるのは安全性です。特に初めての海外生活や親元を離れる場合、安心して日常を過ごせる環境であるかどうかは重要な要素です。その点、ニュージーランドは、他の多くの英語圏の国々と比べても、非常に安全で落ち着いた環境を提供してくれます。

まず、ニュージーランドが地政学的に安定しているという点が、治安の良さに大きく寄与しています。アメリカやイギリスでは、移民問題や社会的な不安定さから、特定の地域で治安が悪化していることが少なくありません。特に都市部では軽犯罪や暴力事件が発生しやすく、留学生にとっても注意が必要な場所が多いです。しかしながら、ニュージーランドは比較的小規模な島国であり、地理的にも政治的にも安定しています。そのため、他国に比べて移民問題や治安の悪化に悩まされることが少なく、留学生が安心して生活できる環境が整っています。

もちろん、どの国においても最低限の注意は必要です。ニュージーランドでも、夜遅く一人で出歩いたり、貴重品を目立たせて持ち歩いたりすることは避けた方が良いでしょう。しかし、日常生活において、大きな犯罪に巻き込まれるリスクは非常に低く、他国と比べるとストレスの少ない生活を送ることができます。例えば、公共交通機関や街中を歩いていても、アメリカの都市部でよく見られるような緊張感を感じることは少ないです。犯罪発生率が低く、特に暴力犯罪が少ないという点は、ニュージーランドでの留学生活をよりリラックスしたものにしてくれます。

ニュージーランドの警察制度も非常にしっかりしており、警察官は親切で信頼できる存在です。万が一、何かトラブルがあった場合でも、迅速かつ適切に対応してくれるため、安心感があります。警察の役割がしっかりと機能しているため、軽犯罪やトラブルも比較的少なく、街全体が平和な雰囲気に包まれています。これはアメリカの一部地域などで見られるような、軽犯罪が見逃されがちで、警察が十分に取り締まりを行わないケースとは対照的です。ニュージーランドでは、地域社会との協力関係も強く、犯罪を防ぐためのコミュニティの活動も活発です。

また、留学生が多く集まるオークランドやウェリントンといった大都市でも、治安は非常に安定しています。大都市ではしばしば犯罪率が上昇することがありますが、ニュージーランドでは都市部であっても比較的安全に過ごせる点が大きなメリットです。留学生が多く集まるエリアでは、学校や地域のサポート体制も整っているため、万が一の時でもサポートを受けやすくなっています。特に日本人留学生にとっては、同じような状況にある学生と知り合うことで安心感を得ることができ、トラブルを未然に防ぐことにも繋がります。

発展した都市生活

ニュージーランド留学のメリットの一つに、発展した都市生活を楽しむことができる点が挙げられます。ニュージーランドは自然が豊かでアウトドアが盛んな国として知られていますが、都市生活のインフラや便利さもしっかり整っています。留学生にとって、日々の生活の利便性や快適さも非常に重要なポイントですが、ニュージーランドではその両方をバランスよく体験できる環境が整っています。

例えば、オークランドやウェリントンといった主要都市は、まさに現代的で発展した都市生活を送ることができる場所です。オークランドはニュージーランド最大の都市であり、経済やビジネスの中心地として活気があります。高層ビルが立ち並ぶ一方で、ショッピングモールやレストラン、カフェも充実しており、エンターテインメントの選択肢も豊富です。映画館や劇場、ライブハウスなど、都市生活ならではの楽しみ方が多く、休日や放課後に友達と楽しむ場所がたくさんあります。加えて、交通機関も発展しており、電車やバスで簡単に市内を移動することができるため、生活に不便を感じることはほとんどありません。

これに比べて、留学先として人気のあるマルタやアイルランド、スコットランドなどは、インフラ面で少し劣ることが多いです。特に公共交通機関が発達していなかったり、都市部でもショッピングや娯楽施設が限られていたりすることがあります。地方に行くと、娯楽の選択肢がさらに少なくなることが多く、生活が単調になりがちです。しかし、ニュージーランドでは、特にオークランドやウェリントンのような都市部に住んでいれば、日本の大都市に近い感覚で生活を送ることができるため、日々の生活で「物足りなさ」を感じることはありません。

さらに、ニュージーランドの都市生活は、単に便利さだけでなく、リゾート地としての魅力も兼ね備えています。オークランドやウェリントンから少し足を伸ばすと、すぐにビーチや山々といった自然の絶景が広がり、アウトドアアクティビティを楽しむことができます。リゾートエリアも多く、クイーンズタウンなどの観光地ではスキーやバンジージャンプ、ハイキングといったアクティブなレジャーが満載です。これにより、都市生活とリゾート地でのアクティビティを同時に楽しむことができ、留学中の生活が非常に充実したものになります。

例えば、シドニーや東京のような大都市と比較しても、ニュージーランドの主要都市は自然との距離が近く、日常生活にリフレッシュの時間を持ち込むことができます。都市部で仕事や学業に打ち込みつつ、週末には短時間でリゾート地へ足を運び、非日常的な体験を楽しむことができる点は、他の留学先にはないニュージーランドならではの魅力です。日本の沖縄などのリゾートエリアも楽しい場所ですが、ニュージーランドでは都市生活とリゾートがシームレスに融合しているため、より豊かな生活体験を提供してくれます。

差別が少ない

ニュージーランド留学の大きなメリットとして、差別が少ないという点が挙げられます。海外留学を考える際、多くの留学生が不安に思うことの一つが人種差別の問題です。特にアジア人として異文化に飛び込む際、現地での差別がどの程度あるのかは非常に気になるところです。しかし、ニュージーランドでは、他の英語圏の国々と比較しても、差別の問題が少なく、外国人に対して非常に寛容な国と言えます。

ニュージーランドは多文化主義を積極的に推進しており、国全体が異なる文化や背景を持つ人々を受け入れる姿勢を示しています。その背景には、歴史的にニュージーランドが移民の国であり、多くの国からの移住者がこの地に根付いてきたという事実があります。特に、マオリ文化と西洋文化が共存してきた独特の歴史を持っており、その影響から異文化に対する理解や共存の意識が根付いています。

また、ニュージーランド政府も多文化主義をサポートするために様々な取り組みを行っており、学校や社会全体で差別や偏見をなくす努力がされています。教育現場でも異文化理解が進んでおり、留学生も快く受け入れられる環境が整っています。これは、他の英語圏の国々、特にアメリカやイギリスの一部地域で問題となっている人種差別や移民に対するネガティブな態度と比較しても、ニュージーランドがいかに差別が少なく、安心して過ごせる場所であるかを示しています。

アジア人差別の問題についても、ニュージーランドでは比較的少ないと言えるでしょう。ニュージーランドはアジア諸国と経済的・文化的に強い結びつきを持っており、多くのアジア人移民がこの国で生活しています。そのため、アジア人に対して特別な偏見を抱く人は少なく、アジア人留学生も現地の人々と円滑にコミュニケーションを取ることができます。ニュージーランド人は、一般的に親しみやすくオープンな性格の人が多く、外国人に対してもフレンドリーで親切です。

例えば、バリ島でも多くのニュージーランド人が訪れていますが、彼らの親切で礼儀正しい態度が印象的だと感じた人も多いでしょう。ニュージーランド人は、異文化に対して寛容であり、外国人との接し方においてもリスペクトを持っています。こうした人々の態度は、ニュージーランド国内でも同様であり、特に日本人や他のアジア人に対しても温かい対応をしてくれることが多いです。

もちろん、どの国でもまれに差別的な態度をとる人は存在しますが、ニュージーランドではそのようなケースは非常に少ないです。さらに、万が一差別的な経験をしても、学校や地域コミュニティがしっかりとサポートしてくれる体制が整っているため、安心して生活を続けることができます。

天気が一年中いいため花粉症や低気圧で悩まない

ニュージーランド留学のメリットの一つは、天候が一年中穏やかで、花粉症や低気圧による不調に悩むことが少ないことです。特に日本のように四季がはっきりしている国では、春先に花粉症に悩まされる人や、気圧の変動で体調を崩しやすい人も多いでしょう。ニュージーランドではこうした問題が比較的少なく、身体的にも精神的にも快適に過ごせる環境が整っています。

まず、ニュージーランドの気候についてですが、この国は温帯海洋性気候に属しており、年間を通じて気温の変動が緩やかです。特に夏でも暑すぎず、冬も厳しい寒さになることは少なく、非常に過ごしやすい環境です。具体的には、夏の平均気温は20〜25度前後で、冬でも10〜15度程度と穏やかです。日本のような蒸し暑い夏や厳しい冬がないため、気候に左右されずに生活を楽しむことができます。

また、ニュージーランドでは、花粉症に悩まされることが少ない点も大きな魅力です。特に日本では春先になると多くの人がスギやヒノキなどの花粉に苦しみますが、ニュージーランドではこうした植物が存在しないため、花粉症の症状が出にくいと言われています。アレルギー体質の人にとって、ニュージーランドの穏やかな環境は大きな助けとなり、日常生活や学業に集中することができるでしょう。特に、花粉症に悩んでいた人にとっては、この快適さが留学生活を一層楽しめる要因となるかもしれません。

さらに、気圧の変動による体調不良が少ない点も、ニュージーランドの気候の魅力です。日本では、低気圧が接近すると頭痛や倦怠感を感じる人が多いですが、ニュージーランドではこうした気圧の変化が緩やかで、天候の影響をあまり受けません。特に女性にとっては、気圧による体調の変動が少ない環境は、生活や学業に集中しやすい要素となるでしょう。

また、気候が穏やかであることは、身体の健康だけでなく、心の健康にも良い影響を与えます。晴れの日が多く、日光を浴びることで気分が明るくなり、ストレスも軽減されやすくなります。ニュージーランドの開放的な自然環境と穏やかな天気は、留学生にとってもリフレッシュの時間を提供してくれます。身体が健康で快適な環境にあると、心も自然と落ち着き、人に対してオープンになりやすくなります。その結果、友達作りやコミュニケーションがスムーズになり、留学生活の充実感が高まるでしょう。

また、気候の影響を受けずに安定した環境で英語の学習にも集中しやすいことは、ニュージーランド留学の大きな強みです。勉強中に天気や体調の変動に悩まされることなく、リラックスして学業に取り組むことができるため、英語学習が効率よく進むでしょう。心身ともに健康であることで、集中力ややる気が持続し、成果を出しやすくなるのです。

学生ビザでお金を稼げる

ニュージーランド留学の大きなメリットの一つは、学生ビザでお金を稼ぐことができる点です。多くの留学先では、学生ビザでは働くことができない場合もありますが、ニュージーランドでは学生ビザで一定の条件を満たすと合法的にアルバイトが許可されています。これにより、学業を続けながらも生活費を補うことができ、貴重な職業経験を積むことも可能です。

ニュージーランドの学生ビザには、週20時間までの就労が許可されているという大きな特典があります。さらに、長期の休暇中、例えば夏休みや冬休みといった期間中は、フルタイムで働くことも許可されています。この制度は、特に学費や生活費を自分で賄いたいと考えている留学生にとって非常に魅力的です。また、現地の人々と働くことで、実践的な英語力を身に付けることができるため、語学力の向上にもつながります。

学生ビザで働ける条件としては、まずフルタイムの教育機関に登録していることが基本となります。具体的には、NZQA(New Zealand Qualifications Authority)がレベル4以上に分類するコースで、最低14週間以上の留学期間が設定されている必要があります。この条件を満たすことで、アルバイトが合法的に認められるのです。また、一定の英語能力が求められる場合もありますが、基本的には登録されたコースに従う限り、誰でも仕事をするチャンスがあると言えるでしょう。

ただし、英語初心者の人にとって、すぐに仕事を見つけて働くことは現実的には難しい場合があります。ニュージーランドの職場では、コミュニケーションが非常に重要であり、特に接客業やサービス業では、日常会話以上の英語力が求められることが多いです。数か月の語学学習では、そこまでのレベルに到達するのは難しく、アルバイトを見つけるのも困難かもしれません。ですので、英語力がまだ足りないと感じる人は、まずは日本で資金を十分に準備してから留学に臨むのが現実的な選択かもしれません。

一方で、既に一定の英語力を持っている人にとっては、学生ビザを利用して働くことは大きなチャンスです。特に、カフェやレストラン、ショップなどでのアルバイトは人気が高く、ニュージーランド人との触れ合いを通じて英語力を伸ばす絶好の機会となるでしょう。また、観光業が盛んなニュージーランドでは、外国人を積極的に受け入れる職場も多く、英語がある程度できる人であれば、比較的仕事を見つけやすいと言われています。

日本との時差が短い

ニュージーランド留学のメリットとして挙げられるのが、日本との時差が短いことです。海外留学を考える際、特に家族や友人と連絡を取り合うことが重要な要素の一つとなりますが、時差が大きい国への留学だと、コミュニケーションのタイミングが難しくなることがあります。ニュージーランドの場合、日本との時差は通常3時間(サマータイム時は4時間)ほどしかなく、比較的スムーズに連絡が取れるという利点があります。

ニュージーランドと日本の時差は、特にサマータイムを導入している期間を除けば3時間です。例えば、日本が午前9時のとき、ニュージーランドでは午前12時といった具合に、わずか数時間の差しかないため、家族や友達とほぼ同じ時間帯に連絡を取ることができます。この短い時差のおかげで、日中の生活リズムを大きく崩すことなく、気軽に日本とのやり取りが可能です。

これに対して、カナダのような国に留学した場合、地域によっては日本との時差が大きく異なります。例えば、カナダのバンクーバーやトロントなどの主要都市では、日本との時差が最大で17時間もあります。このため、日本の朝がカナダの夜という時間帯になり、親しい人と連絡を取るためにはどちらかが早朝や深夜に時間を合わせなければならないことが多いです。特に、緊急の連絡が必要な場合や家族と定期的に連絡を取りたいとき、時差が大きいと不便を感じることが少なくありません。

ニュージーランドの時差が短いことは、単に家族や友人との連絡が取りやすいだけでなく、日本での仕事やオンライン授業に参加したい場合にも大きなメリットになります。例えば、日本の企業でリモートワークを続けながらニュージーランドで留学生活を送る場合、時差が短いことで日本の業務時間とニュージーランドの生活時間帯を合わせやすく、スムーズに仕事をこなすことができるでしょう。カナダやアメリカに留学していると、時差の関係で日本の会議やオンラインミーティングに参加するために、深夜や早朝に起きる必要があることも多々ありますが、ニュージーランドではその心配は少なくなります。

また、時差が短いことで、家族や友達がニュージーランドを訪れやすいという利点もあります。時差ボケが少ないため、訪問した際に早く現地の生活リズムに馴染むことができ、滞在中に体調を崩すことも少なくなります。ニュージーランドは美しい自然やアウトドアアクティビティが豊富な国であり、留学中に家族や友人が遊びに来ることも考えられます。時差が短いことで、訪問者もストレスなく旅行を楽しめるでしょう。

もちろん、時差が大きなデメリットになるわけではありません。カナダやアメリカのような時差の大きい国に留学する場合でも、オンラインツールやアプリを使って家族や友達とコミュニケーションを取ることはできます。しかし、時間帯が合わないとリアルタイムでのやり取りが難しく、特に日本での重要なニュースや出来事があった際にすぐに対応できないといった不便さが生じることがあります。その点、ニュージーランドなら日本とほぼ同じ時間帯で生活を送ることができるため、情報の共有や対応が迅速に行えます。

フィジーやニューカレドニアが近い

ニュージーランド留学のメリットの一つは、フィジーやニューカレドニアなどの魅力的な観光地が近いことです。長期の留学生活を続けていると、日常のリズムや環境に飽きてしまうことがありますが、ニュージーランドの位置は他の国々と違い、気軽に近隣の南太平洋の楽園へ旅行するチャンスがある点が特に魅力的です。週末や短期休暇を利用して異なる文化や風景を楽しむことで、リフレッシュすることができ、留学生活に新たな刺激をもたらします。

まず、ニュージーランドの主要都市オークランドからフィジーまでは、飛行機で約3時間半という近さです。フィジーは美しいビーチと透明な海が広がるリゾート地で、マリンスポーツやシュノーケリング、ダイビングなどのアクティビティを楽しむことができます。さらに、フィジーのホスピタリティは世界的に有名で、フレンドリーな人々との交流もリラックスした時間を過ごす上で大きな魅力となります。

一方、ニューカレドニアまでもオークランドから約3時間半のフライトでアクセス可能です。ニューカレドニアはフランス領で、南太平洋に位置するエキゾチックな雰囲気を持つ島国です。フランス文化と南太平洋のリゾートが融合した独特の魅力を持ち、街並みや食文化も洗練されています。美しい珊瑚礁に囲まれたビーチリゾートでのんびり過ごしたり、フランス風のカフェでゆっくりと食事を楽しんだりと、特別な体験ができます。

これらの旅行先は、ニュージーランドから非常に近く、週末や短い休暇を利用して手軽に訪れることができるため、留学中に違う国や文化を体験したい人にとっては大きなメリットです。ニュージーランドでの生活が続くと、新たな刺激が欲しくなることもあるかもしれませんが、こうした隣国への旅行がそれを解消してくれます。オセアニア地域に位置しているため、気軽に多様な文化や自然環境を体験できるのは、ニュージーランド留学の特権です。

デメリットもあるニュージーランド留学8選

ニュージーランドの訛りは結構強い

ニュージーランド留学のデメリットの一つとして、ニュージーランド英語の訛りが挙げられます。英語を学び始めたばかりの初心者にとって、特に強いアクセントを持つ英語は聞き取りが難しく、学習効率に影響を与える可能性があります。ニュージーランド人の英語、通称「Kiwi English(キウイ・イングリッシュ)」は、独自の発音や表現が特徴的で、特にアメリカ英語やイギリス英語に慣れていると、戸惑うことが少なくありません。

ニュージーランド英語の大きな特徴の一つは、母音の発音です。特に「i」の音が「e」に聞こえることがよくあります。例えば、「fish」が「fesh」のように聞こえることがあります。この発音の違いに慣れていないと、最初は何を言っているのか理解するのが難しいかもしれません。また、「e」の音も独特で、「pen」が「pin」のように聞こえることがあります。この微妙な違いが、初心者にとって大きな壁となることがあるのです。

さらに、ニュージーランドではオーストラリア英語に似たアクセントも見られますが、実際にはニュージーランド英語はさらに強い訛りを持っていると感じる人も多いです。このアクセントは、アメリカ英語やイギリス英語に比べて聞き慣れないため、YouTubeや映画などでニュージーランド人の英語を聴いても、訛りが目立たないと感じてしまうことがあります。しかし、実際に現地で日常的に話を聞くと、その違いがはっきりと感じられ、特に英語初心者にとっては混乱を招く可能性があるのです。

初心者のうちは、そもそもアメリカ英語とイギリス英語の違いすら判別が難しいことが多いでしょう。そのため、ニュージーランド英語を聞いても「あまり訛りがない」と感じ、安心して留学を決めるかもしれません。しかし、実際には学習が進むにつれて、ニュージーランド英語の独特のリズムやイントネーションが気になるようになり、聞き取りが難しいと感じることが増えるかもしれません。これが日常的なコミュニケーションに影響を与えると、英語学習に対するモチベーションが下がってしまうことも考えられます。

実際、アメリカ英語やイギリス英語に慣れていると、これらの標準的なアクセントは比較的聞き取りやすく、学習効率も高いです。ニュースや映画、オンライン教材もアメリカやイギリスの英語が多いため、それらに慣れている人にとっては、ニュージーランドの訛りは独特に感じるでしょう。特に英語を学び始めたばかりの初心者にとって、ニュージーランド英語を聞き取るのが難しい場合、自分の英語力の不足を感じてしまいがちです。その結果、「自分が英語を理解できていないのでは?」と不安や落ち込みにつながり、学習意欲が低下する恐れもあります。

紫外線が強い

ニュージーランド留学のデメリットの一つとして、紫外線が非常に強いことが挙げられます。ニュージーランドは南半球に位置しており、地理的な条件から特に夏場は強い紫外線にさらされます。多くの人は事前にニュージーランドの紫外線の強さについて聞いているかもしれませんが、実際に現地で体感してみると、その想像以上の強さに驚くかもしれません。

ニュージーランドの紫外線が強い理由は、まず地理的な位置とオゾン層の薄さが関係しています。ニュージーランド上空のオゾン層は、過去数十年の間に大気汚染の影響で一部が薄くなっており、紫外線が地表に直接届きやすい状態になっています。特に、夏の時期には日差しが非常に強く、短時間でも肌が焼けやすいです。これに加え、ニュージーランドは他の国と比べて空気が非常に澄んでいるため、太陽光がほぼフィルターなしで降り注ぎます。その結果、紫外線の影響を受けやすく、注意が必要です。

日焼けを楽しむのが好きな人にとっては、この強い日差しは魅力かもしれませんが、長期間にわたって毎日浴び続けることは、肌にとって決して良いことではありません。特に紫外線が強い日には、日焼け止めを塗るだけでは不十分に感じることもあるでしょう。ニュージーランドの屋外で過ごす時間が多いと、日焼け止めの消費が増え、それが毎日の費用に影響する可能性もあります。高品質の日焼け止めは決して安くはなく、日常的に使用することで、出費がかさむのも避けられないデメリットの一つです。

また、紫外線は日焼けだけでなく、皮膚へのダメージや、最悪の場合、皮膚がんのリスクを高める可能性があります。ニュージーランドでは、皮膚がんの発生率が世界的に見ても高い傾向にあり、現地の人々も紫外線対策に非常に敏感です。例えば、ニュージーランドの多くの学校や公共の施設では、帽子やサングラス、長袖の衣類で肌を守ることが推奨されています。現地に住んでいる人々は、日中の日差しの強い時間帯(午前10時から午後4時)を避け、屋内で過ごすことも多いです。留学生もこのような対策をしっかりと考慮する必要があるでしょう。

また、強い紫外線の影響は肌だけでなく、目にも悪影響を与えることがあります。ニュージーランドの屋外で長時間過ごす際は、紫外線をカットするサングラスを着用することが推奨されます。目を守ることは健康にとっても非常に重要であり、特に紫外線が強いニュージーランドでは注意が必要です。

日焼け止めだけでは防げない紫外線の強さに驚き、対策が必要だと感じる留学生も多いです。もちろん、適度に日焼けを楽しむことは悪いことではありませんが、過度に日光を浴び続けると、後々肌トラブルの原因となることもあるため、長期的な健康を考えてしっかりとした対策を取ることが重要です。

物価が高い

ニュージーランド留学のデメリットの一つとして、物価の高さが挙げられます。ニュージーランドは自然豊かで留学に人気の国ですが、生活費や学費の面では他の留学先と比べてコストがかかることが多いです。特に、東京やロンドンといった都市と比較しても、物価が高いと感じる留学生は少なくありません。留学を考える際に、滞在中の生活費を考慮することは非常に重要です。

まず、ニュージーランドの主要都市であるオークランドやウェリントンの物価は、特に家賃の面で高くなっています。例えば、オークランド市内で1ベッドルームのアパートを借りる場合、月額で約NZD 2,000(約17万円)程度の家賃が必要です。これに対して、東京の中央区や渋谷区といった都心部での1ベッドルームの家賃は、約15〜18万円と同等かやや高い水準です。また、ロンドンの中心部ではさらに高く、月額で約£1,500(約27万円)前後が一般的です。つまり、東京やロンドンと比較しても、ニュージーランドの都市部での家賃は非常に高いと言えます。

次に、日常的に使うサービスや商品も物価が高めです。例えば、ニュージーランドでの外食費は、日本や他の国と比べて高く、カフェでの簡単なランチがNZD 15〜20(約1,300〜1,700円)かかることが普通です。これに対し、東京で同じようなランチを楽しむ場合、700〜1,200円程度が相場です。さらに、スーパーマーケットでの食料品も高めで、ニュージーランドでは野菜や果物、肉類などが日本と比べて割高に感じることが多いです。特に、乳製品や肉類は輸出産業でもあるため、現地価格も比較的高めです。

また、留学中に必要となる学費や教材費もニュージーランドでは決して安くはありません。語学学校の費用は、週あたりNZD 300〜400(約2.5万〜3.5万円)といった価格帯が一般的で、これに授業以外のアクティビティ費用や教材費などが追加されることもあります。他国、例えばフィリピンやマルタであれば、1年間留学できる費用で、ニュージーランドでは6ヶ月程度しか滞在できないケースも珍しくありません。これが、ニュージーランド留学を検討する際のデメリットの一つとなります。

また、公共交通機関や娯楽にかかる費用も高いです。オークランドのバスや電車の運賃は、距離にもよりますが片道でNZD 3〜5(約260〜430円)程度かかり、日本の都市部の交通機関と比べても高めです。留学生にとって、毎日の交通費や日常の生活費は少しずつ積み重なるため、予算を超えることもあります。

もちろん、ニュージーランドの美しい自然環境や高い生活水準を享受できる点は、留学の大きな魅力です。しかし、物価の高さを考慮せずに計画を立てると、思わぬ出費に直面することもあります。そのため、ニュージーランド留学を検討する際には、事前にしっかりとした予算計画を立て、現地での生活費や必要な費用をしっかりと見積もることが大切です。

ビザの厳しさは他の国も同じだからデメリットじゃない

ニュージーランド留学の中で、時折デメリットとして挙げられるのが「ビザの厳しさ」です。留学する際に、ビザに関する条件や規定は確かに考慮すべき重要なポイントですが、この厳しさはニュージーランドに限ったことではなく、他の多くの国でも同様です。ですので、ニュージーランドのビザの厳しさをデメリットとして強調する必要はありません。

まず、ニュージーランドの学生ビザには、一定の出席率が求められるという要件があります。具体的には、90%以上の出席率を維持することがビザの条件となっています。この要件は、学生ビザで入国した場合、学業が主要な目的であるため、学校やコースに真剣に取り組んでいることを示すためのものです。もしこの出席率を下回った場合、最悪の場合は強制的に帰国させられることもあります。これは、ニュージーランド政府が留学生に対して高い学業成績と真面目な態度を求めているためです。

ただし、このビザの規定はニュージーランドに特有のものではありません。他の留学先、例えばオーストラリアやイギリス、アメリカでも同様の規定があります。オーストラリアの学生ビザでも、80%以上の出席率を保つことが求められており、これを守らない場合にはビザの取り消しや強制帰国のリスクが伴います。イギリスでも、学生ビザ保持者は大学や学校での出席状況が厳しく管理され、定期的にチェックされます。アメリカでも、出席率や成績がビザの維持条件として非常に重要視されており、出席率が低いとビザの更新が難しくなるケースがあります。

つまり、どの国であっても学生ビザを取得する際は、学業に対して真面目に取り組むことが求められ、それに基づいた規定が設けられています。留学中に学校を頻繁に欠席することや学業を疎かにすることは、どの国でもビザのリスクに直結するため、この点はニュージーランドだけが厳しいというわけではありません。

節水意識は無視できるレベル

ニュージーランド留学で時折デメリットとして挙げられるのが「節水意識」です。特にホームステイやシェアハウスなどで生活する場合、「シャワーの時間が短く制限される」「水を無駄にしないようにと言われる」などの節水に関するルールが求められることがあります。しかし、この節水意識は、実際に留学生活を送る上でそれほど大きな負担になるものではなく、無視できるレベルだと言えるでしょう。

まず、ニュージーランドでは、環境保護や自然資源の大切さを意識している国民が多いため、家庭でも節水に対する意識が高いです。特にホームステイ先やシェアハウスでは、シャワーの使用時間に制限が設けられていることがよくあります。一般的には、一度のシャワーは5〜10分程度で済ませることが推奨されていますが、これはニュージーランド特有のものではなく、他の国でもホームステイやシェアハウスではよく見られる光景です。例えば、オーストラリアやイギリスなどでも同様に、水の使用に対して制限が設けられていることが多いです。

また、家庭での水の使い方に対するルールは、ホストファミリーやシェアメイトが実践しているものに従うだけで問題なく、過度に気にする必要はありません。節水ルールは一部の家庭で行われているもので、特に都会やアパートメントなどに住む場合は、あまり厳しい節水ルールに縛られることも少ないでしょう。実際、多くの学生はそれほど節水に気を遣わずに生活を送っているという声もあります。シャワーの時間を少し気にするくらいで、日常生活が大きく制限されるわけではありません。

さらに、節水に関するルールは、ニュージーランドの自然環境やエコ意識に根ざしたものです。ニュージーランドは自然資源を守るための取り組みが盛んであり、留学生もそうした意識の中で生活することで、環境保護についての理解を深めることができます。これは、ただのルールとして受け入れるだけでなく、ニュージーランドの文化や生活習慣の一環として捉えることができると、より良い留学体験となるでしょう。

もちろん、ホームステイ先によっては特に厳しく水の使用を制限する場合もありますが、これも家族ごとのルールにすぎません。ニュージーランド全体が極端な節水を強いるわけではないので、過度に心配する必要はありません。もしシャワーや水の使用に関して何か気になることがあれば、ホストファミリーやシェアメイトと相談することで、適切な方法で対応できます。

学生ビザでの労働収益への課税

ニュージーランド留学における無視できるデメリットの一つとして、学生ビザで働く場合の労働収益への課税があります。留学中にアルバイトをすることで、生活費や学費を補うことができる点は大きなメリットですが、稼いだ収益には課税が行われます。しかし、これはニュージーランドだけに限ったことではなく、他の英語圏の国々でも同様の制度があるため、特別なデメリットとは言えません。

まず、ニュージーランドの学生ビザでは、週に20時間までの就労が認められています。休暇中にはフルタイムで働くことも可能ですが、この労働収益には所得税が適用されます。ニュージーランドでは、給料から税金が自動的に差し引かれる「PAYE(Pay As You Earn)」というシステムが採用されています。このシステムにより、学生は自分で税金の計算や申告をする必要がなく、雇用者が給料から自動的に税金を引いて納める仕組みになっています。税率は収入によって異なりますが、通常10.5%から30%の範囲です。ただし、学生が稼ぐ収入は大きくないため、課税率も低めで、実際にはそれほど大きな負担にはなりません。

ニュージーランドと同様に、他の英語圏の国々でも学生ビザでの労働に課税されます。例えば、オーストラリアでは学生ビザで週20時間まで働くことが認められていますが、所得税が適用され、年間所得が一定額を超えると税率が上がります。イギリスでも学生ビザでアルバイトが可能ですが、同様に課税が行われます。さらに、アメリカでも学生ビザで働く場合は税金が差し引かれ、特に留学生には非居住者税が適用されることが多く、申告が必要です。

日本人が多い

ニュージーランド留学の無視できるデメリットとして、「日本人が多い」という点が挙げられることがあります。ニュージーランドは、比較的日本からの留学生が多い留学先の一つであり、学校や語学学校、ホームステイなどで他の日本人留学生と出会う機会が多くあります。しかし、この点は必ずしもデメリットとは言えません。むしろ、日本人が多いことを有効に活用しながら、効果的に英語を学ぶことが重要です。

まず、ニュージーランドには毎年多くの日本人が留学しています。ニュージーランド政府の統計によると、年間約2,000〜3,000人の日本人がニュージーランドで語学留学や大学・専門学校に通っています。特に、オークランドやクライストチャーチ、ウェリントンといった大都市の語学学校では、日本人留学生をよく見かけることがあるでしょう。このため、周囲に日本人が多いと感じることもあるかもしれません。

「日本人が多いと、英語力が伸びにくいのではないか」と心配する人もいるかもしれませんが、それは一概には言えません。確かに、日本人同士で過ごす時間が長ければ、日本語で話す機会が増えるかもしれません。しかし、それが直接英語学習に悪影響を及ぼすとは限らないのです。実際に、英語を学ぶ上で重要なのは、日本語を話すか話さないかではなく、英語をどれだけ効果的に学習し、使うかという点にあります。

例えて言うなら、ダイエットで「食べなければ痩せる」と思う人が多いように、「日本語を話さなければ英語が上達する」と考える人もいます。しかし、実際のところ、ダイエットも正しい食事管理と運動が重要であるように、英語学習もただ日本語を避けるだけではなく、しっかりとした学習計画と実践が不可欠です。日本人同士で日本語を話すことがあっても、英語の勉強に集中する時間や実際に英語を使ってコミュニケーションを取る機会を増やせば、英語力は十分に伸びます。

まとめ

ニュージーランド留学には、多くの魅力的なメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ただ、これらのデメリットは大きな障害となるものではなく、多くが「無視できる」レベルのものと言えます。日本人が多いことや、紫外線や物価の高さ、学生ビザでの労働収益への課税など、あらかじめ知っておくことで対処可能な点が多いのです。

大切なのは、留学先としてのニュージーランドを総合的に理解し、自分にとって最適な留学体験をどう作るかです。ニュージーランドの豊かな自然、安定した生活環境、多文化共存の社会での経験は、留学を通じて大きな学びと成長のチャンスを提供してくれるでしょう。

この記事の監修:土屋雅人

1993年栃木県出身。
school surf運営代表。株式会社GOODBYE JAPAN代表。NPO留学協会賛助会員。
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