運営公式

留学で気持ちに起こる12の変化【精神的成熟】

  • 投稿日:4か月前
  • 更新日:2024-09-05 19:18:42

留学は、単に語学力を向上させたり、異国の文化を体験するだけのものではありません。実際に留学を経験すると、驚くほど多くの「気持ち」に変化が生まれることに気づきます。日本では当たり前だと思っていたことが、海外ではまったく通用しなかったり、新しい環境に飛び込むことで、自分自身について新たな発見をすることができるのです。未知の場所での生活は、困難や挑戦の連続ですが、それを乗り越えるたびに、人としての成長を実感できる瞬間が訪れます。

この記事では、「留学で気持ちに起こる12の変化」について詳しく紹介します。留学を通じて、どのように考え方が変わり、新しい視点が芽生えるのかを、具体的な例を交えながら解説していきます。海外での生活がどのようにあなたの「常識」を揺さぶり、将来に対する考え方や人間関係にどのような影響を与えるのかを、一緒に見ていきましょう。

留学前のあなたが抱えている期待や不安を、一歩先に進んだ自分自身の成長へと変えていくためのヒントが、きっとこの中に見つかるはずです。それでは、留学がもたらす12の「気持ちの変化」を見ていきましょう。

 

留学で気持ちに起こる12の変化【精神的成熟】

サラリーマンでいいのか?

留学に行くと、さまざまな「気持ち」に変化が訪れますが、その中でも大きなものの一つがキャリアに対する考え方の変化です。特に、日本では多くの人がサラリーマンとしての生活を当たり前のように選びます。大学を卒業して企業に就職し、定年まで働くというキャリアパスが一般的で、それに疑問を抱くことは少ないかもしれません。しかし、留学という異文化体験を通じて、サラリーマンという選択肢が本当に自分にとって最適なのか?と考える機会が増えるのではないでしょうか。

留学先で出会う人々の中には、フリーランスで自分のスキルを活かして生計を立てている人や、アルバイトをしながら自分の夢を追いかける人、さらに、何をしているのか一見わからないけれども自由な生活を楽しんでいる人も多くいます。彼らはサラリーマンという固定された枠組みから解放され、より柔軟な働き方をしているように見えるでしょう。そして、そうした人々と接することで、「もしかしたらサラリーマンじゃなくてもいいんじゃないか?」という気持ちが芽生えてくるのです。

もちろん、サラリーマンとして働くことが悪いわけではありません。安定した収入や社会的な地位、そして一定の安心感が得られるという大きなメリットがあります。しかし、留学先で経験する自由な生き方や、多様な働き方を実際に目の当たりにすると、「自分はこのままでいいのか?」という気持ちが次第に湧き上がってくるのも事実です。特に、日本での生活においては、周囲の多くの人が同じ道を進んでいるため、あまり疑問を持たずに進んでしまうことが多いでしょう。しかし、海外での経験を通じて、必ずしもサラリーマンだけが唯一の選択肢ではないことを実感します。

さらに、留学中に知り合う外国人の多くは、自分の好きなことを仕事にしている人や、あえて固定された職業に就かない人もいます。彼らは、仕事に対する「気持ち」や価値観が日本とは異なり、自由な時間や自己実現を重視することが多いのです。そのため、日本にいると見えにくかった「自分らしい生き方」について真剣に考えるようになるでしょう。

留学は、ただ語学力を高めるだけでなく、自分自身の生き方やキャリアに対する視点を大きく変えるチャンスでもあります。そして、その中で「サラリーマンとして働くことが本当に自分にとっての幸せなのか?」という問いに対する答えを、自分自身で探し出すことができるのです。

 

日本以外に住みたいという気持ちの芽生え

留学を通じて、あなたの「気持ち」に大きな変化が訪れるひとつが、日本以外に住みたいという欲求です。海外での生活を体験すると、日本での生活とは異なる自由さや開放感を強く感じることでしょう。例えば、ヨーロッパの多くの国では、個々のライフスタイルが尊重されており、仕事とプライベートのバランスが取りやすい環境が整っています。例えば、フランスでは「ワークライフバランス」を重要視しており、働く時間と休む時間の切り替えが明確です。また、スウェーデンやデンマークなどの北欧諸国では、長期のバケーションが当たり前のように取れ、週末には自然を満喫することができるライフスタイルが根付いています。こうした国々で生活してみると、日本での生活のペースとは大きく異なることに気づくでしょう。

逆に、日本での生活に目を向けると、あなたが長年日本で当たり前だと思っていたことが、実は非常に窮屈に感じられるかもしれません。例えば、電車の中での静寂や、人と違う意見を表明しづらい空気感などは、長く住んでいると無意識のうちに受け入れてしまうかもしれません。しかし、留学を通じて他国でのフリーダムな文化を体験すると、これらの日本の社会的な制約が意識に上がってくるでしょう。日本では「空気を読む」ことが重視され、周囲の期待に応えなければならないというプレッシャーを無意識のうちに感じているかもしれません。

留学する前は、まず英語を学ぶことや異文化に適応することがメインの目標だったかもしれません。しかし、いざ現地での生活を体験してみると、あなたの「気持ち」は次第に変わっていくでしょう。最初は、言葉の壁や異なる生活習慣に戸惑うこともあるかもしれませんが、英語を話せるようになり、現地の生活に慣れてくると、次第にその国に住むことの魅力に気づき始めます。そして、「日本以外で暮らしてみたい」という新しい気持ちが芽生えてくるでしょう。

また、海外に住むことで得られる自由度は、あなたに新しい視野を与えてくれます。例えば、カナダのような国では、仕事だけに縛られず、アウトドア活動や家族との時間を大切にすることが奨励されており、住む場所によっては自然に囲まれた生活を楽しむことができます。このような環境での生活を経験すると、今までの日本での生活がどれだけ制約の多いものだったかを感じるかもしれません。

最終的に、留学によって単なる語学の習得以上に、自分自身の生き方や住む場所について深く考えるようになります。これは、留学がもたらす「気持ち」の変化のひとつであり、日本に戻る頃には、あなたの人生に対する視野が大きく広がっていることでしょう。日本以外に住むことは、単なる夢ではなく、具体的な選択肢として考え始めることになるのです。

 

大学を辞めたいという気持ちの芽生え

留学を経験すると、多くの人が感じる「気持ち」の変化のひとつに「大学を辞めたい」という思いがあります。これは、単に大学生活に飽きたからというだけではなく、海外での生活を通じて、日本では出会えないような多様な価値観や個性を持つ人々との出会いが大きく影響しているのです。たとえば、海外の語学学校やコミュニティで知り合う人々の中には、既に大学を中退して自由なライフスタイルを追求している人や、実業に成功している人など、日本の大学ではなかなか出会えないような人々がいます。

こうした人々と交流するうちに、「自分は大学で何を学んでいるんだろう?」という疑問が頭をよぎることもあるでしょう。特に、日本の大学生の多くが「就職のために大学を出る」という目的で通っているという現実を感じた時、その意義について再考するのは自然なことです。たとえば、海外の友人が自分の情熱を追求し、フリーランスとして成功している姿を目の当たりにすると、「自分も今すぐ行動を起こして、やりたいことに専念すべきでは?」という「気持ち」が生まれることもあるでしょう。

実際、日本の大学生活では、学問に対する真剣な探求よりも、就職活動やサークル活動が重視されることが多く、何を学んでいるのか不明瞭な時間を過ごすことが少なくありません。留学を通じて、海外の大学や社会では、もっと実践的で直接的な学びや経験が重視されていることに気づくと、なおさら「このまま大学に通い続ける意味があるのか?」という気持ちが強くなるのです。

加えて、留学を通じてサラリーマンという働き方に対する疑問が芽生えることもあります。日本では、大学卒業後に企業に就職してサラリーマンとして働くことが一般的なキャリアパスとして受け入れられていますが、海外で自由な働き方やライフスタイルを実践している人々と接することで、サラリーマンという生き方そのものにも疑問を抱くようになるかもしれません。そして、そうした「気持ち」の変化が、大学を辞めたいという決断につながることもあるのです。

とはいえ、大学を辞めることが必ずしも最善の選択とは限りません。たとえば、将来的に海外移住を考えている場合、大卒の資格はビザ取得に有利に働くことがあります。また、日本でサラリーマンとして働くことになった場合、やはり学歴は重要な要素となります。そう考えると、目先の感情だけで大学を辞めるのではなく、将来の選択肢を広げるためにも、卒業まで頑張ることが賢明な場合もあるでしょう。

結局のところ、大学を辞めたいという「気持ち」が芽生えたとしても、その感情は一時的なものかもしれませんし、長期的な視点から見れば、学位を持つことが有利に働くケースも多いです。留学で得た多様な視点や経験を活かしながら、自分にとって最善の選択をじっくり考えることが大切です。

 

大体のことはやればできるという自信

留学を通じて、多くの人が感じる「気持ち」の変化のひとつに、「大体のことはやればできる」という自信が芽生えることがあります。日本での生活では、家族や友人、そして社会全体のサポートを受けながら過ごすことが多いですが、留学すると、その環境から一歩離れ、自分自身ですべてのことをやらなければならない状況に直面します。これは大きな挑戦ですが、同時に、自分が思っていた以上に多くのことができると気づくきっかけにもなります。

例えば、留学先ではまず、住む場所を自分で探したり、公共交通機関の使い方を覚えたり、現地の人々とコミュニケーションを取ることが必要です。これらの経験は、一見大変に感じるかもしれませんが、実際にやってみるとそれほど難しくはないと気づく瞬間があるでしょう。たとえば、電車やバスのチケットを買うのに最初は戸惑ったとしても、何度か経験を積むうちにスムーズにできるようになり、自分の力で生活を回すことができる自信がついていきます。

また、英語の勉強もその一例です。留学前は、「本当に英語を話せるようになるのだろうか?」と不安に感じることが多いでしょう。特に、学校の授業で習った英語と実際の会話のギャップに戸惑うこともあるかもしれません。しかし、いざ現地に飛び込んでみると、多少の間違いやつまずきがあっても、だんだんと英語でのコミュニケーションが取れるようになっていきます。そして、ある時ふと気づくのです。「あ、自分でも英語を話せるようになっている!」と。これは、大きな成長の実感であり、まさに「やればできる」という自信を得る瞬間です。

さらに、留学中には勉強だけでなく、日常生活のあらゆる場面で新しいスキルを習得する必要があります。たとえば、自炊や洗濯、銀行口座の開設といったことも、日本では誰かに手伝ってもらっていたかもしれませんが、留学先では自分で行わなければなりません。最初は難しく感じるかもしれませんが、実際にやってみると案外できてしまうものです。この「自分でやってみる」という経験を繰り返すことで、「何事もやればできる」という確信が次第に強まっていくでしょう。

この自信は、留学が終わった後もあなたの中に残り続けます。日本に帰国してからも、何か新しいことに挑戦する際に、「留学のときだって自分でできたんだから、今回もきっとできる」という強い支えとなるのです。そして、その「やればできる」という気持ちは、今後のキャリアや生活においても大いに役立つことでしょう。

 

常識やルールに縛られていた自分に気づく

留学を通じて、多くの人が驚く「気持ち」の変化のひとつが、「いかに自分が常識やルールに縛られていたか」ということに気づく瞬間です。日本での生活は、私たちが気づかないうちに多くの規範や期待に沿って成り立っています。学校や職場、社会全体からの影響を受け、「こうするべき」「こうでなければならない」といった無数の暗黙のルールが存在しています。こうした制約が当たり前になってしまい、私たちはその枠から出ることを恐れることも少なくありません。

しかし、留学先ではその常識が大きく揺さぶられます。新しい国で新しい価値観や文化に触れると、今まで自分がどれほどその「常識」という枠の中で生きていたかを痛感する瞬間がやってくるのです。例えば、欧米の国々では個性や自己表現が非常に重視され、周りの意見に左右されずに自分の考えを貫くことが評価されます。日本では「空気を読む」ことが重要視されがちですが、海外では「自分の意見を言う」ことが求められます。この違いに初めは戸惑うかもしれませんが、次第に「自分の考えをもっと自由に発信していいんだ」という気づきを得るでしょう。

具体的な例として、ファッションや言動に関するルールの違いが挙げられます。日本では、場にふさわしい服装や態度が求められる場面が多いですが、留学先では誰もが自分のスタイルを大切にし、他人の服装や振る舞いにそれほど関心を持ちません。ある学生が、最初は現地の自由なファッションに戸惑っていたものの、徐々に自分も好きな服を着て、自分らしさを表現することの楽しさに目覚めたという話があります。そうして「自分も実はもっと自由に振る舞ってよかったんだ」と気づくのです。

また、教育システムやキャリア観の違いも、自分がどれだけ特定のルールに縛られていたかを理解する助けになります。日本では、大学を卒業して大企業に就職することが安定した人生の道とされていますが、留学先で出会う人々の中には、学歴にとらわれず、好きなことを仕事にしている人や、旅をしながら生活費を稼ぐ人も多くいます。このような生き方を目の当たりにすると、「本当に自分が選んできた道がベストだったのか?」という疑問が生まれ、今までの考え方を見直すきっかけになるでしょう。

さらに、留学中に新しいスキルや才能に気づくことも、常識に縛られていた自分に気づく大きな要因です。たとえば、現地でのインターンシップやボランティア活動を通じて、「自分にはこんなこともできるんだ」と感じることがあるでしょう。ある人は、語学学校で初めてプレゼンテーションのスキルを磨き、自信を持って人前で話すことができるようになりました。彼女は日本にいる頃は「自分は人前で話すのが苦手だ」と思い込んでいましたが、留学を通じてその固定観念を打ち破ることができたのです。

 

日本って本当にいい国だと実感する瞬間

留学を通じて、多くの人が感じる「気持ち」の変化のひとつに、「日本ってやっぱりいい国だな」と思う瞬間があります。留学前は、日本の生活に少し嫌気がさして、「海外で暮らしたほうが自由で楽しいかもしれない」と感じることもあるでしょう。しかし、実際に海外で生活してみると、想像とは違った現実に直面し、日本の良さを再認識することが多いのです。

たとえば、海外で生活してみると、日本の「清潔さ」が際立っていることに気づくでしょう。日本の街並みは、ゴミひとつ落ちていないというレベルの清潔さを誇りますが、海外の多くの都市では、ゴミの管理が緩やかで、街の至るところにゴミが散乱していることも少なくありません。ある留学生は、ヨーロッパの大都市に到着した瞬間に、その街が思ったよりも汚れていて驚いたと言います。それまでは日本の清潔さを当然のように感じていたのに、その体験を通じて、日本がいかに環境整備に優れているかを実感したそうです。

また、日本の「治安の良さ」も留学中に痛感することがあります。日本では深夜に女性が一人で歩いていても比較的安心していられることが多いですが、海外ではそうとは限りません。特に、大都市ではスリや暴力事件が頻繁に起こる地域もあり、夜遅くに一人で外を歩くことに対する恐怖心が強まることがあります。留学中にこうした治安の違いを目の当たりにすると、日本がいかに安全な国であるかを身に染みて感じるでしょう。

さらに、日本の「教育レベル」と「民度の高さ」も再確認することになるかもしれません。日本の教育制度は、基礎から応用までしっかりとした学問体系が整っており、多くの日本人が高いリテラシーを持っています。しかし、留学先の国では、国によっては教育格差が大きく、一部の人々が基礎的な知識や常識に欠けている場面に出くわすこともあります。ある留学生がアジアの国で現地の学生と一緒に授業を受けた際、彼らの学力の違いや意識の低さに驚いたと言います。それは、日本の教育水準がいかに高いかという事実を再認識するきっかけになったそうです。

そして、日本に帰国したときに最も強く感じるのが、「コストパフォーマンスの良さ」です。日本では、公共交通機関や医療、サービス全般が非常に高いレベルで提供されているのにもかかわらず、そのコストが比較的抑えられています。例えば、日本の電車は時間通りに運行し、非常に清潔で安全な乗り物です。しかし、海外では遅延や故障が日常茶飯事で、サービスの質が低いにもかかわらず、料金が高いこともあります。留学中にこのようなギャップに直面すると、「日本って、こんなに高品質で安価な国だったんだ」と感動することも多いでしょう。

もちろん、海外の生活にも良いところはたくさんあります。自由なライフスタイルや多様な文化、広がる国際的な視野など、留学を通じて得られるものは計り知れません。しかし、外から日本を見つめ直すことで、今まで当たり前だと思っていた日本の素晴らしさに気づく瞬間が必ず訪れます。そして、留学を終えて帰国した時に「やっぱり日本っていいな」と感じることが、留学中に経験する「気持ち」の大きな変化のひとつです。

 

与えられる側ではなく、与える側になろうという気づき

留学を通じて訪れる「気持ち」の変化のひとつに、「与えられる側ではなく、与える側になろう」と思うようになることがあります。日本にいると、多くのことが自然に周りから与えられる環境にあります。学校では先生が丁寧に教えてくれ、会社では上司や先輩が道を示してくれる。家に帰れば家族が日常生活を支えてくれることが多いでしょう。このように、日本では無意識のうちに「与えられる側」としての立場に慣れてしまいがちです。

しかし、留学に出ると状況は一変します。海外では、基本的にすべてのことを自分で決断し、行動しなければなりません。たとえば、住む場所を探すこと、銀行口座を開設すること、携帯電話の契約をすることなど、日本では簡単に済んでいたことも、海外では自分で調べ、英語で手続きを行う必要があります。さらに、語学学校でのクラスや友達との交流も、自分から積極的に参加しないと孤立してしまうことがあるのです。こうした経験を通じて、自分で動く力や行動力が求められ、その結果、「与えられる側」から抜け出す必要性を強く感じるでしょう。

このプロセスに慣れてくると、実は「与える側」のほうが自由で楽しいことに気づきます。自分で行動することで、新しい挑戦や経験を積むことができ、それが自信につながります。たとえば、留学中に現地のボランティア活動に参加することも、与える側に立つきっかけのひとつです。地域の子どもたちに英語を教えたり、イベントの運営に携わったりする中で、自分が誰かに何かを与える立場に立つことで、他者への貢献やサポートの大切さを実感します。こうした経験は、ただ与えられるのではなく、自分から積極的に与えることで得られる満足感や成長を感じさせてくれるのです。

また、与える側になることで、自分がどれだけ自由になれるかも実感します。与えられる側でいると、誰かの指示や助けを待つばかりで、自分の行動が制約されがちです。しかし、自ら与える側になると、選択肢は無限に広がります。自分が何をするかを決め、行動に移すことで、人生のコントロールを自分の手に取り戻す感覚を得るのです。たとえば、語学学校で新しい友達に自分から声をかけたり、授業で率先して発言することで、自分の存在感を高めることができます。これは、自ら「与える側」として行動することで、コミュニティに貢献し、自分のポジションを確立するプロセスです。

日本に戻った後も、この「与える側」の意識は大いに役立ちます。仕事やプライベートにおいても、自分から提案したり、サポートを提供することで、周りにとっての価値ある存在として認識されるでしょう。たとえば、職場でのプロジェクトでも、自分からアイデアを出したり、後輩をサポートすることで、チーム全体の成果に貢献できるようになります。このように、与える側に立つことで、ただ受け身ではなく、積極的に自分の価値を発揮できるようになるのです。

留学は、こうした「与える側」としてのマインドセットを身につける絶好の機会です。最初は自分一人でやらなければならないことに不安や戸惑いを感じるかもしれませんが、次第にその自由さと楽しさを見つけ、自分自身の成長を感じるようになるでしょう。そして、日本に戻った時には、与えられるだけでなく、自ら積極的に周りに与える存在として、新しい視点で社会に貢献できるようになっているはずです。

 

教育システムへの疑問が湧く瞬間

留学をすると、「気持ち」に大きな変化が生まれることが多く、その中でも特に「教育システムへの疑問」は、多くの留学生が感じることの一つです。日本での教育は戦後から大きな変化がなく、暗記やテストの点数で評価される仕組みが続いています。しかし、留学先で様々な国から来た人々と接する中で、日本の教育システムが本当にこのままでいいのか?と考えさせられる場面が増えるのです。

例えば、ドイツの教育システムでは、生徒が将来の職業選択を早期に見据えて、職業訓練型の道と学問型の道に分かれるシステムがあります。中学卒業後に、自分の興味や適性に応じた進路を選び、実社会で通用するスキルを身につけることができるのです。一方で、日本では高校卒業まで同じようなカリキュラムが用意され、大学受験のために一律の試験勉強を強いられることが一般的です。この違いに触れたとき、学生たちは「自分が本当にやりたいことを学べるのは、もっと早くからでも良かったのではないか」と思うことがあるかもしれません。

また、フィンランドの教育システムは、世界的にも評価が高く、生徒の自主性を重んじた教育が特徴です。フィンランドでは、教師と生徒の間に強い信頼関係が築かれ、宿題の量も少なく、生徒は自主的に学ぶ時間を尊重されています。さらに、競争ではなく協力を重視する教育が行われており、減点方式のテストよりも、各生徒の成長を支援することに焦点が当てられています。こうしたシステムに触れたとき、日本の教育がいかに点数や競争に重きを置いているか、そしてそれが本当に学生にとって有益なのかを考えさせられるのです。

日本にいると、こうした他国の教育システムとの違いをネットで知ることはできますが、実際に留学して現地の人々と話し、彼らの柔軟な思考に触れることで、より深くその違いを実感できるでしょう。たとえば、フィンランド出身のクラスメートが、学校での授業において個々の意見が尊重され、自由にディスカッションができることを話すと、「日本の教育では、もっと生徒の考えを引き出す機会が必要なのではないか?」という気持ちが芽生えるかもしれません。

特に今後のAI時代を迎えるにあたって、従来の「暗記型教育」や「減点方式のテスト」が時代遅れになる可能性も高いです。AIが多くの知識を瞬時に処理できるようになり、人間に求められるスキルは記憶力よりも、クリティカルシンキングや創造力、そして協働力に移行していくでしょう。そう考えると、日本の教育システムが、こうした時代の変化に対応できる柔軟さを持っているのか、疑問を感じる場面も増えるでしょう。

実際に留学を通じて、日本の教育に対する見方が大きく変わることはよくあります。多くの学生が海外での自由な学びの経験を経て、「なぜ日本の学校ではもっと自主性を重んじた教育が行われないのか?」と感じるようになります。そして、留学を終えて日本に戻ったとき、自分自身がどのような学びを求め、どのようなスキルを身につけたいのかを再確認する良い機会となるのです。

 

人に優しくしようと思えるようになる

留学を通じて多くの「気持ち」の変化が訪れますが、その中でも特に大きなもののひとつが「人に優しくしよう」という思いです。留学は、異なる環境で生活することによる大きな挑戦です。新しい言語、文化、そして慣れない生活に直面し、さまざまな困難を経験することが少なくありません。その中で、多くの人に助けられ、支えられることで、人とのつながりの大切さを実感し、自分もまた誰かを支える存在になりたいと感じるようになるでしょう。

例えば、留学先で初めて一人で生活を始めると、食材の買い方や公共交通機関の使い方ひとつをとっても戸惑うことが多いものです。言葉の壁があり、意思疎通がうまくいかない場面も少なくありません。そんなとき、現地の人や他の留学生が親切に道案内をしてくれたり、困っている時に手を差し伸べてくれる経験をすることがあるでしょう。ある留学生は、初めて現地のスーパーで食材を買う際に、レジでの会話に困っていたところ、後ろに並んでいた地元の人が笑顔で助けてくれたと言います。その温かい行為に感動し、彼女は「自分もこうして人を助けることができる人間になりたい」と思ったそうです。

また、留学中は孤独を感じることも多く、自分が思っている以上に他者からのサポートが心の支えになります。例えば、同じ語学学校に通うクラスメートが、文化的な違いを乗り越えて共に助け合う姿を見て、自分もその一員として貢献したいという「気持ち」が芽生えることがあるでしょう。異なる背景や価値観を持つ人たちとの交流を通じて、他人に対して寛容であることの大切さや、多様性を受け入れる姿勢が自然と身についていくのです。

こうした経験を積むことで、今までよりも人のことを深く理解できるようになり、優しさや思いやりを持つことが日常的になります。日本にいる外国人の方々や、海外から来た観光客の気持ちに寄り添うことができ、彼らが困っているときに自然と手を差し伸べるようになるでしょう。自分自身が異国の地で助けられた経験があるからこそ、他者の苦労や不安に共感し、相手の立場に立って行動できるようになるのです。

さらに、留学を通じて日本以外の国への理解も深まります。異なる文化や風習に触れることで、自分の中にあった偏見や固定観念が解消され、より広い視点で物事を考えられるようになるでしょう。その結果、他者に対しての接し方も柔軟で寛容なものへと変わっていきます。特に、日本に帰国した後、海外から来た人々に対して、今まで以上に親切で思いやりのある態度を取れるようになるはずです。留学中に培ったグローバルな視点は、日本国内においても、国籍や文化に関わらず他人に対して優しく接する心を持ち続けることにつながります。

 

おわりに

留学を通じて、私たちは自分の中にある「気持ち」にさまざまな変化が生まれることを経験します。日常生活の中で意識することのなかった「常識」や「価値観」に改めて向き合い、新しい視点や思考の柔軟性を手に入れることができます。これまでの自分が抱いていた日本や自身の将来への考え方も、海外での経験を通じて少しずつ変わり、より広い視野で物事を捉えられるようになります。

この記事で紹介した「留学で気持ちに起こる12の変化」は、ほんの一例に過ぎませんが、留学がいかに大きな成長の機会であり、人生を豊かにしてくれるものかを感じ取っていただけたでしょうか。困難や不安を乗り越えた先には、これまで気づかなかった新しい自分が待っています。そして、その変化が、これからの人生に大きな影響を与えることでしょう。

留学は一つの挑戦ですが、その経験を通じて得られるものは計り知れません。皆さんが自分自身の成長を感じながら、新しい「気持ち」を持って未来へ進んでいくことを心から願っています。

 

 

No.1の語学学校検索サービス「school surf」

 

留学・ワーホリで語学学校探すなら「school surf」へ!他では見られない詳細な情報と視覚的なコンテンツで、あなたに最適な学校が見つかる、充実した機能を提供しています。 →語学学校を検索してみる

 

【マップ検索】

世界中の語学学校をマップ上で簡単検索。まるで世界中を旅するように探せるから、最初の希望先以外にもっと魅力的な国が見つかるかもしれません!留学エージェントでは提携校しか載ってないケースもありますが、school surfはエージェントではないので全て見れます。→語学学校を検索してみる

 

【持ち物リスト機能】

留学に必要な持ち物を、ジャンル別に完全に網羅してリスト化しています。チェック機能で忘れがちなものも逃さず留学することができます。(→持ち物リストを見る

 

【費用計算】

(語学学校オリジナルの料金が見れる)

会員限定で、語学学校オリジナルの価格情報が丸わかり。授業料や滞在費、教材費など、細かな内訳まで確認でき、費用シミュレーションも自由自在。 今すぐ登録して、見えにくい費用の全体像を把握しましょう!→各学校のオリジナル料金を見る

 

【お気に入り保存】

興味のある学校をお気に入りに追加し、いつでも見返せる安心感。後から費用計算や比較も簡単に行えます。さらに、国ごとや特徴別にフォルダー分けができるため、たくさんの学校を検討したい方にも便利です。

 

【会員限定クーポン】

留学な必要なeSIMやVPNなど、各種サービスの割引クーポンを会員限定でお配りしてます。特にeSIMをお探しの方は当サイトをご利用ください。現地でプリペイドSIMを買うより安くて、データプランもオンラインで変更できて楽ですよ。

 

無料アカウント登録【今すぐ試す!】

 

   

この記事の監修:土屋雅人

1993年栃木県出身。
school surf運営代表。株式会社GOODBYE JAPAN代表。NPO留学協会賛助会員。
もっと多くの日本の方が気軽に留学できるようなサービスを作ってます。

留学おすすめアイテム

  • ◎重要
約500円

Sailyは、コストパフォーマンスに優れたeSIMサービスで、旅行者や留学生の強い味方です。料金が手頃で、アプリを通じて渡航前に簡単にセットアップできるため、面倒な手続きが不要です。

特に1GBから20GBまでの幅広いプランが用意されており、500円程度〜のプリペイド式です。短期旅行者にも長期滞在者にも対応しています。柔軟なプラン変更が可能で、データが不足しても追加購入がすぐにできるのが魅力です。(日本のSIMカードを海外で使うと、ローミング料金が高額になるリスクがあります。)

日本を出発する前に準備を整え、現地到着後はスムーズにインターネットが使えるため、初めてeSIMを使う人にも安心です。

現地のプリペイドSIMとほぼ同じ価格ですし、留学やワーホリで長期滞在する人は月額契約を考えているかもしれませんが、契約が面倒ですし、コスパも大して良くありません。何より解約し忘れて帰国して「高額な請求が来るのでは?」と怯える日々を送る可能性もあります。

eSIMのSailyならそういった不安も一切なし。簡単・コスパ最強です。

  • ◯便利
約113円

留学前に英会話の練習をするならDMM英会話。今なら初月50%です。

本当に英語力ゼロの状態で留学すると大体苦労します。最初の数週間何も話せずノイローゼみたいになる方もいますから、事前に話す練習をしておくことをおすすめします。

  • ☆必須

VPN

約780円

海外ではカフェや公共施設のWi-Fiは当然のこと、そもそもWi-Fiを使う際は、クレジットカードやパスワード漏洩対策のために絶対にVPNを使ってください。VPNはユーザーの通信を強力な暗号化技術で保護します。これにより、通信内容が第三者に盗聴されても解読が不可能となります。

カードが不正利用されてからだと、日本に国際電話をかけて利用停止してなど、手間とお金がかかります。またカードがないと買い物も現金も引き出せないので、最悪強制帰国となります。何より不正利用による多額の請求がきます。そのため最初からVPNを使ったほうがいいです。

NordVPNは、世界中1,500万人以上のユーザーが使用しており、その規模がサービスの信頼性を裏付けています。大手メディアやセキュリティ専門家からも高い評価を受けています。IT業界で働いている人はほぼ全員VPNを使ってますよ。私も3年以上使ってます。

  • ☆必須
約880円

【海外ローミングが0円】:月2GBまでの海外ローミングがタダ。

【SMS受信が0円はすごい!】:サービスの認証に必要なSMSを海外でも無料で受信できる。電話で銀行、各種アカウントの2段階認証している人は必須。他のキャリアの場合、請求されます。

【1GB=500円で海外利用】:2GB以上使いたい場合も、1GB=500円の破格でチャージできます。チャージ式なので海外で使ってもとんでもない額の請求は来ないので安心。

正直楽天モバイル以外でこれだけ海外利用に強いサービスはありません。留学を予定している人は絶対に契約した方がいいです。語学留学の場合基本、学校にも寮やホームステイ先にもWi-Fiがあるので2GBや5GBで十分です。5GBでも「基本料金880円+1500円=2380円/月」。この機会にぜひネットで簡単に乗り換えましょう。

  • ☆必須
約0円

楽天カード年会費0円で、以下の海外保険がつきます。

【傷害・疾病治療費用】:200万円まで補償。無料カードの中ではトップクラス。大半の治療ケースでこの金額で対応が可能。

【賠償責任】:2,000万円の補償。旅行中の第三者への損害にも対応。

【携行品損害(盗難や破損)】:年間20万円まで補償。

【キャッシュレス診療】:現地での治療費を一時的にあなたが立て替える必要なし。

利用付帯なので、旅行代金や航空券の一部を楽天カードで支払えば上記の充実保証が得られます。他の無料のカードでここまでの保証はないので、1枚は楽天カードを持っておくことをお勧めします。

Popular School

(フィルター:”校舎おしゃれ”)

授業料:€170〜/週

  • 1クラス: 10人 / 生徒数: 115人 / ホームステイ: 週€195〜 / 日本人比率: 4%

© All rights reserved.  school surf