運営公式

カナダ留学のいいところ悪いところ16選

  • 投稿日:4か月前
  • 更新日:2024-10-12 12:55:11

カナダ留学は、英語やフランス語を学ぶ絶好の機会であり、自然豊かな環境や多文化社会の中で貴重な経験を積むことができるため、多くの日本人学生に人気があります。しかし、留学生活には良いところもあれば、思いがけない課題や不便さも伴います。

この記事では、「カナダ留学のいいところ悪いところ16選」と題して、カナダ留学を考えている人に向けて、メリットとデメリットの両面を詳しく紹介します。留学を成功させるためには、良い面と悪い面を理解しておくことが大切です。この記事を読んで、カナダ留学が自分にとって最適かどうかの判断材料にしてみてください。

カナダ留学のいいところ8選

標準的な英語を学べる

カナダ留学のいいところの1つは、標準的な英語を学べることです。カナダの英語は、アメリカ英語に非常に近いものの、微妙な違いがあり、発音や単語の選び方に特徴があります。それでも、カナダの英語は国際的に「中立的」とも言われ、他の英語圏で通じやすいという点で大きな利点があります。

私たち日本人は、学校で主にアメリカ英語に触れる機会が多いですが、カナダ留学を通じてアメリカ英語に近いながらも微妙な違いを体験できるのは大きなポイントです。たとえば、発音に関してはカナダの「about」の発音が「アバウト」ではなく「アブート」のように聞こえることがあります。こうした違いは、カナダの特徴的なアクセントであり、留学先で耳を慣らすことができます。

また、カナダはイギリス英語の影響も一部残しているため、特定の単語やスペルがイギリス式になっていることがあります。例えば、「color」が「colour」、「center」が「centre」といったスペルの違いに気づくことがあるでしょう。これらの微妙な違いを知っておくことは、国際的に英語を使う際に役立つスキルになります。

オーストラリアやイギリスと比較すると、カナダ英語はより標準的で、特定の地域的なアクセントや方言の影響が少ないのが特徴です。たとえば、オーストラリア英語は「mate(友達)」などの独特な表現や、独特のイントネーションがあるため、最初は慣れが必要です。イギリス英語も同様に、特に地方によってアクセントが強く異なり、理解するのに時間がかかることがあります。カナダ英語は、その点で国際標準に近く、学びやすいと言えるでしょう。

カナダでの英語学習は、アメリカ英語の習得にもつながるため、映画やテレビ番組、ビジネスの場面でも役立つでしょう。映画やメディアの多くはアメリカ発信のものが多いため、カナダ英語に慣れておくことで、将来的な国際的なキャリアにも対応しやすくなります。カナダは多文化社会であり、他の国から来た留学生や移民と接することで、異なる英語アクセントや言い回しにも触れられる点も、カナダ留学ならではの経験です。

自然が豊かで気分良く生活できる

カナダ留学のいいところの1つは、自然が豊かで気分良く生活できることです。カナダは広大な国土を持ち、どの都市に行ってもその周辺には壮大な自然が広がっています。日本の都市部での生活では、ビルやコンクリートに囲まれた環境が多く、自然との触れ合いが少なくなりがちですが、カナダでは全く異なる生活が待っています。

まず、日本人に人気の留学先の都市を挙げると、バンクーバー、トロント、モントリオールなどが挙げられます。これらの都市は、それぞれの魅力的な自然環境が特徴です。例えば、バンクーバーは海と山に囲まれた都市で、わずか数十分車を走らせるだけで雄大な山々やビーチにアクセスできます。冬にはスキーやスノーボード、夏にはハイキングやサイクリングなど、四季折々のアクティビティを楽しむことができ、都会の喧騒を忘れてリフレッシュできる環境が整っています。

一方、トロントはカナダ最大の都市でありながら、近くには世界的に有名なナイアガラの滝があり、短いドライブで大自然を満喫できます。さらに、都市の中心部には美しい公園やウォーターフロントが広がっており、都会にいながらも自然に触れる機会が多く、バランスの取れた生活を送ることができます。

カナダの人々は自然を大切にし、それを楽しむ方法をよく知っています。週末になると家族や友人とともにアウトドアに出かけ、ハイキングやキャンプ、カヤックなどを楽しむ姿がよく見られます。日本でもキャンプやアウトドア活動が人気ですが、カナダではもっと日常的に自然を楽しむ文化が根付いています。多くのカナダ人は、自然との触れ合いを通じて心身のリフレッシュを図り、ストレスを解消しています。留学中にこうした自然との時間を持つことは、都市生活での閉塞感やストレスを解消する素晴らしい方法です。

ワーホリビザを使えば、語学学校に多額を払う必要なく長期滞在可能

カナダ留学のいいところの1つは、ワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)を使えば、語学学校に多額を払うことなく長期滞在が可能な点です。カナダのワーホリビザは、18歳から30歳までの若者を対象にしており、最大で1年間滞在することができます。このビザは、留学だけでなく、働くことや旅行を組み合わせて自由にカナダでの生活を楽しむことができるため、語学学校に多額を投じることなく、現地での長期滞在が実現できる非常に魅力的な制度です。

ワーホリビザの最大の利点は、カナダで自由に働けることです。語学学校に通うことはもちろん可能ですが、それに縛られることなく、自分のペースで仕事をしながら生活費を賄ったり、旅行に出かけたりすることができます。日本の留学生の中には、半年間語学学校に通って英語の基礎を固めた後、残りの期間は仕事や旅行に専念するというスタイルを取る人も多いです。この柔軟性は、長期滞在を希望する留学生にとって大きなメリットです。

一方、カナダで学生ビザを取得して留学する場合、学校に通うことが義務付けられ、一定の出席率を維持する必要があります。一般的に、学生ビザでの滞在は、週20時間までのパートタイムの労働が許可されており、正規の授業に出席することが求められます。また、出席率が低いと、ビザの更新やその後の滞在が難しくなる可能性があるため、学業にしっかり集中する必要があります。語学学校に長期間通う場合は、学業のプレッシャーも大きくなりがちです。

その点、ワーホリビザなら学業の義務から解放され、自由なスケジュールで生活を楽しむことができます。特に、カナダの魅力は自然豊かな環境や多文化社会での体験ですから、語学学校に縛られることなく、自分のペースでこれらを満喫できるのは大きなアドバンテージです。例えば、バンクーバーで数ヶ月間語学学校に通い、その後はカナダ全土を旅行しながら、現地の仕事を通じて英語力を磨くというスタイルも十分に可能です。

さらに、ワーホリビザのもう一つの魅力は、自由に何度でも出入国できる点です。カナダでの滞在中に一度日本に帰国したり、他の国へ旅行することも問題ありません。例えば、アメリカやメキシコへの短期旅行を計画しても、再びカナダに戻ることができるため、ワーホリビザは非常に柔軟性に富んだ選択肢です。これは学生ビザとは異なり、出入国の制限が緩いこともワーホリビザの大きなメリットです。

短期ならビザなしでも

カナダ留学のいいところの1つは、短期であればビザなしでも行けることです。カナダは観光ビザ(いわゆるeTA:電子渡航認証)の範囲内で最大6ヶ月間滞在が可能で、この期間内であれば特別なビザ手続きをすることなく語学学校に通うことができます。この柔軟な制度は、留学を考える人にとって非常に便利で、特に短期留学を希望する人にとっては魅力的なポイントです。

カナダの観光ビザ(eTA)を取得するのはとても簡単です。オンラインで申請し、承認を受けるとカナダへの渡航が可能となります。日本国籍の人であれば、特別な書類を準備する必要もなく、基本的な情報を入力して申請が完了します。費用も約7カナダドルと非常にリーズナブルで、手続きは数分で完了します。長期の留学に必要な学生ビザとは異なり、観光ビザでの手続きは複雑さが一切ないため、出発の計画もスムーズに進められます。

観光ビザの範囲内で留学するメリットは、特に英語力がすでにある程度ある人にとって大きいです。短期間であれば、語学学校に通うためにビザの取得や面倒な手続きを行う必要がなく、留学エージェントなどのサービスを通さずに直接学校を選んで申し込むことができるため、時間も費用も大幅に節約できます。まさに、旅行の延長線上にある感覚で、留学を実現できるのです。

語学学校に短期間通うスタイルも、非常に人気があります。例えば、仕事や学業の合間に1ヶ月や3ヶ月といった短い期間で英語のブラッシュアップをしたい人にとって、この観光ビザは最適です。ビザを取る必要がないため、準備期間も短く、急に「ちょっとカナダに行って英語を学ぼうかな」という軽い気持ちで留学計画を立てることが可能です。留学の敷居がぐっと下がり、思い立ったらすぐに行動に移せるのがこの制度の最大の利点です。

さらに、観光ビザでの滞在期間中は、カナダの豊かな自然や文化を存分に楽しむことができ、語学学校で学びつつも観光も一緒に楽しむという、まさに「いいとこ取り」の体験ができます。英語を学びながらカナダ各地を旅し、その地域ごとの文化や人々との触れ合いを楽しむことができるのは、短期留学ならではの贅沢な体験です。

保険代を節約できる

カナダ留学のいいところの1つは、保険代を節約できることです。特に短期留学でビザなしで行く場合は、ビザ申請時に求められる保険加入の必要がないため、コストを抑えた留学が実現できます。多くの留学生が「保険はちゃんと入らなきゃ」と心配しますが、実はクレジットカードに付帯されている海外旅行保険で十分にカバーされるケースも多いのです。

クレジットカードに付帯されている保険は、カードを持っているだけで自動的に適用されるものや、カードで旅行の費用を一部でも支払うことで有効になるものがあります。この保険は通常、海外での医療費や怪我、盗難などのリスクに対してある程度の補償を提供してくれます。一般的に、短期留学や観光ビザでの渡航の場合、クレジットカード付帯の保険はかなり有効に活用でき、別途高額な保険に加入する必要がない場合が多いです。

一般的なクレジットカード付帯の保険の補償内容としては、以下のようなものがあります:

  • 傷害・疾病治療費用:病気や怪我をした際の医療費をカバーします。これには病院での治療や、薬の費用などが含まれます。保険によっては上限が50万円から数百万円までと異なりますが、短期留学や旅行ではこの範囲で十分なことが多いです。
  • 携行品損害:旅行中に持ち物が盗まれたり、破損したりした際の補償です。パソコンやスマートフォンなどの高価なものを持って行く場合、これがカバーされるのは大きな安心材料です。
  • 旅行中断費用:緊急帰国が必要になった場合や、家族の不幸などによる予定変更に対応してくれる補償です。
  • 賠償責任:他人に損害を与えた場合の賠償責任に対して補償してくれるものです。たとえば、現地で誰かの持ち物を壊してしまったり、事故を起こしてしまった場合にも対応できます。

こうしたクレジットカード付帯の保険が提供する補償は、多くの人にとって十分な範囲です。ただし、注意点として、補償の上限や期間が限られている場合があるので、自分のカードの条件をしっかり確認しておくことが大切です。特に、保険の適用期間が90日程度に設定されていることが多いため、3ヶ月を超える長期留学を予定している場合は追加の保険が必要になることもあります。

また、クレジットカード付帯の保険を利用するには、カードで航空券を購入するなどの条件があることも多いです。これは、「利用付帯」と呼ばれ、カードで支払いを行うことで保険が有効になる仕組みです。一方で、「自動付帯」と呼ばれるカードもあり、こちらはカードを持っているだけで自動的に保険が適用されます。留学前に自分のカードがどちらのタイプかを確認しておくと良いでしょう。

フレンドリーな性格の現地人が多い

カナダ留学のいいところの1つは、フレンドリーな性格の現地人が多いことです。カナダ人の親しみやすさや礼儀正しさは、世界中でもよく知られており、留学生にとって大きな安心感につながります。カナダ人は一般的に寛容で、他者を尊重し、親切に接することが習慣となっています。彼らは多文化社会の中で育ち、さまざまな文化やバックグラウンドを持つ人々との共存に慣れているため、海外から来た留学生にも自然にフレンドリーな態度を取ってくれます。

このフレンドリーさは、留学生活を始めたばかりの頃に特に大きな助けになります。新しい環境に適応する際、現地の人々が温かく迎え入れてくれることは、心の安心感をもたらし、孤独感を和らげてくれます。カナダの多くの都市や地域では、隣人やクラスメイト、職場の同僚との関係が非常に良好で、困ったときにサポートしてくれる人がすぐそばにいるという環境が整っています。例えば、道に迷ったり、何か困ったことがあった場合でも、現地の人に声をかければ親身に対応してくれることが多いです。

また、カナダ人は「ポライトネス(礼儀正しさ)」で知られており、他者に対して丁寧で思いやりのある対応を心がけています。電車やバスで席を譲る、ドアを押さえておく、道を譲るといった行動はカナダでは日常茶飯事です。このような環境で過ごすことは、留学生にとって文化的な違いを感じる一方で、学びの機会にもなります。フレンドリーな人々と触れ合うことで、カナダ人のコミュニケーションスタイルや価値観を学びながら、自分自身も自然とフレンドリーで思いやりのある行動を取るようになるでしょう。

一方、アメリカの一部の大都市では、人間関係が少し冷たいと感じることもあります。例えば、ニューヨークのような大都市では、忙しさや個人主義が強調されるため、他者との関わりが希薄になることがあります。人々が自分のスケジュールに追われ、あまり他人に関心を持たない傾向があり、新しい場所に来た留学生が孤立感を感じることも少なくありません。もちろん、アメリカにもフレンドリーな人々はたくさんいますが、都市によっては人々との距離感が近づきにくい場所もあるため、その点は留学先を選ぶ際に考慮すべき点です。

治安がいい

カナダ留学のいいところの1つは、治安が良いことです。カナダは、世界的に見ても比較的安全な国として知られています。特に留学する都市として人気のあるバンクーバーやトロント、モントリオールなどは、治安の良さが際立っています。これらの都市では、暴力犯罪の発生率は低く、夜遅くに街を歩いていても大きな不安を感じることは少ないでしょう。

カナダの治安の良さは、移民を受け入れる国として多文化主義が根付いていることにも関係しています。異なる文化や背景を持つ人々が共存し、互いにリスペクトし合う社会が築かれているため、社会的な調和が保たれています。そのため、カナダは移民や留学生に対しても非常に寛容で、彼らが安心して暮らせる環境を提供しています。

最近のデータを見ても、カナダの犯罪率は他の国々に比べて低い水準にあります。もちろん、大都市には軽犯罪や窃盗などが発生することもありますが、全体的な安全性の高さはカナダの大きな魅力の一つです。例えば、公共交通機関や繁華街でも安心して過ごせる場所が多く、女性が一人で外出しても比較的安全な国だと言われています。

一方で、アメリカやイギリスなどの国々では、移民問題や社会的な不安定さから一部の都市で犯罪率が上昇しているという報告があります。特にアメリカでは、銃犯罪や暴力犯罪が深刻な社会問題となっており、留学生にとって治安面での不安がつきまとうことも少なくありません。例えば、アメリカの大都市ニューヨークやロサンゼルスでは、地域によっては夜間の外出が危険とされるエリアもあります。また、イギリスでも都市部の治安が一部悪化しており、特にロンドンでは若者の暴力犯罪が問題視されています。

日本は世界でもトップレベルに安全な国で、治安の良さが日常生活の安心感を支えています。そのため、日本人が海外に出た際に治安の悪い場所に滞在することは、無意識のうちに大きなストレスになることがあります。留学は新しい環境での生活であるため、ただでさえストレスが多いです。そのため、治安が良い国に留学することは、余計な不安を減らし、安心して学業に集中できる大切な要素となります。

治安の良さは、留学中の心の平穏に直結します。例えば、夜遅くまで図書館で勉強したり、友人と外出する際に治安を気にせずに過ごせる環境は、留学生にとって大きな安心材料です。特に、慣れない土地での生活では小さな不安が積み重なることがあり、それがストレスにつながります。治安が良ければ、そのような不安を軽減し、留学生活をより快適に過ごせるでしょう。

日本と同じレベルの都市インフラ

カナダ留学のいいところの1つは、日本と同じレベルの都市インフラが整っている点です。留学先として多くの人が考えるカナダの都市、例えばバンクーバー、トロント、モントリオールなどは、生活に必要なインフラがしっかりと整備されており、快適に過ごすことができます。特に、公共交通機関、インターネットの普及率、医療システムなどの面で、日本と比較しても非常に高いレベルでサービスが提供されています。

カナダの大都市では、バス、電車、地下鉄、フェリーなど、充実した公共交通機関が利用可能です。特にバンクーバーは、スカイトレインと呼ばれる高速鉄道があり、都市内の移動が非常に便利です。また、トロントも大規模な地下鉄網があり、通学や通勤に便利な公共交通手段が整っています。こうした都市の交通インフラは、留学生にとって非常に重要で、スムーズに移動できることが生活の快適さに直結します。日本のように、時間通りに運行される交通機関が揃っているため、日本の都会生活に慣れている人にとっても違和感なく過ごすことができるでしょう。

次に、インターネット環境についても触れてみましょう。カナダはインターネットの普及率が非常に高く、ほぼどの家庭でも高速インターネットが利用可能です。また、カフェや図書館、大学などの公共施設でもWi-Fiが利用でき、勉強や生活の中で不便を感じることはほとんどありません。特に留学生にとって、ネット環境がしっかりしていることは重要で、日本の家族や友人とのコミュニケーションも円滑に行えます。さらに、オンラインでの学習や情報収集もストレスなく行えるため、安心して留学生活を送ることができるでしょう。

医療面でもカナダは充実したシステムを持っています。特にカナダは公的医療制度が発達しており、基本的な医療サービスが非常に整備されています。留学生でも、保険に加入することで高額な医療費を心配することなく、質の高い医療を受けることができます。日本でも医療制度はしっかりしていますが、カナダの医療システムはそのレベルに匹敵するものがあり、特に緊急時には安心感があると言えるでしょう。

一方、最近人気のフィリピン留学と比較してみると、カナダの都市インフラの優位性がより際立ちます。フィリピン留学は、コストパフォーマンスが高く、英語を集中的に学べる環境として人気がありますが、インフラ面ではカナダと比べて劣る点が多いです。例えば、フィリピンでは都市部でも停電が頻発したり、インターネットが遅い地域が多くあります。こうしたインフラの不安定さは、特に長期間滞在する場合にストレスとなることがあります。また、フィリピンの公共交通機関は発達しておらず、都市間の移動や日常の移動に時間がかかることもしばしばです。

アジア人に対する差別は少ない

カナダ留学のいいところの1つは、アジア人に対する差別が少ないことです。カナダは移民を積極的に受け入れてきた国であり、多様な文化や民族が共存する社会が形成されています。特に、バンクーバーやトロントといった大都市では、アジア系の住民が多く、アジア人に対して寛容な雰囲気があります。そのため、留学する際にも、アジア人として差別や偏見を感じることが少なく、安心して生活できる環境が整っています。

カナダで差別が少ない理由の1つは、その歴史的な背景にあります。カナダは移民国家として、さまざまな国からの移民を受け入れてきました。特に、20世紀後半からはアジアをはじめとする多くの地域からの移民が増え、今日ではアジア系カナダ人がカナダ社会において重要な役割を果たしています。バンクーバーやトロントでは、アジア系住民が地域社会の一部として広く受け入れられており、アジアの文化や食文化も街の中に根付いています。こうした多文化主義が進んだ背景には、カナダ政府が公式に「多文化主義」を政策として掲げ、移民の文化的背景を尊重し、共存を推進してきたことが大きく影響しています。

カナダでは、人種差別や偏見に対する意識が高く、社会全体がこうした問題に対して敏感です。学校や職場などでも、多様性の尊重が重視されており、人種や出身に関わらず公平に扱われることが求められます。これにより、留学生も現地の人々とスムーズに交流でき、安心して勉強や生活に専念できる環境が提供されています。実際にカナダに留学した多くのアジア人留学生が、温かい受け入れと寛容な姿勢に感謝しているという声も多く聞かれます。

一方で、ヨーロッパの一部の国では、アジア人に対する差別が強い場合があります。特に、フランス、イタリア、スペインなどの国々では、アジア人に対して露骨な差別を感じることがあるという報告も少なくありません。これらの国々では、歴史的にアジアからの移民が少なかったため、異文化や異人種に対する理解が十分に進んでいない地域もあります。例えば、フランスでは一部の地域でアジア人に対する偏見が根強く、公共の場で嫌な思いをすることもあると言われています。こうした経験は、留学生活に大きなストレスを与え、学業にも悪影響を及ぼす可能性があります。

カナダでは、アジア系の住民が地域社会の重要な一員として存在しているため、こうした露骨な差別を感じることは少ないでしょう。特にバンクーバーでは、アジア系の人口が全体の約40%を占めており、日常的にアジア文化が生活の一部として存在しています。日本食レストランや中華料理店などがいたるところにあり、アジア系住民が当たり前のように街に溶け込んでいます。そのため、日本からの留学生にとっても、慣れ親しんだ文化や食事を見つけることができ、文化的な違和感を感じにくい点も大きなメリットです。

一部の地域では英語がメインではない場合も

カナダ留学の悪いところの1つは、一部の地域では英語がメインではない場合があることです。カナダは公用語が英語とフランス語の二言語で、特にケベック州ではフランス語が日常生活の中心となっています。モントリオールなどの大都市では、英語も広く通じますが、ケベック州全体ではフランス語が優先されるため、英語だけでは少し不便を感じることがあるかもしれません。フランス語が強い地域では、標識やメニュー、公共機関の案内などもフランス語表記がメインとなり、英語に慣れている人には少し戸惑うこともあります。

特にケベックシティやモントリオール郊外のエリアでは、フランス語が主流です。英語を学ぶためにカナダへ留学しようと考えている人にとって、このようなフランス語圏の地域は、期待していた英語環境とは異なる可能性があります。もちろん、フランス語を学びたい人にとってはこれが魅力となる場合もありますが、英語の習得をメインに考えている人にとっては、不便に感じることも多いでしょう。

ただし、日本人に人気の留学先となっているバンクーバーやトロント、カルガリーなどの都市では、英語がメインの言語であり、フランス語に触れる機会はほとんどありません。バンクーバーは特にアジアからの留学生が多く、街中でも英語が圧倒的に使用されているため、英語学習に適した環境です。トロントも同様で、世界中から移民や留学生が集まる国際色豊かな都市として知られ、英語が公用語として使われています。

カナダ全体で見ると、英語は主要な言語であり、英語圏での留学を考える日本人にとって大きな問題になることは少ないでしょう。しかし、ケベック州などのフランス語圏に留学を考えている場合は、フランス語に対する最低限の理解があると、日常生活がよりスムーズにいくかもしれません。たとえば、モントリオールはフランス語と英語のバイリンガル都市で、フランス語が優勢ではあるものの、観光地や留学の中心エリアでは英語も広く使われています。そのため、英語環境を希望する場合は、モントリオールの中心部や観光エリアを選ぶと、英語での生活がしやすくなります。

一方、カナダの他の地域、特に英語圏の大都市においては、英語を学び、使う環境が整っています。英語を話す地域では、学校内はもちろん、日常生活でも英語を使う機会が非常に多く、語学力の向上に最適な環境が提供されています。カナダは多文化社会であり、留学生に対してもフレンドリーな態度を取る人々が多いことから、街中で英語を使ったコミュニケーションがしやすく、語学を実践的に学ぶチャンスが豊富にあります。

悪いところも、カナダ留学8選

ヨーロッパのように気軽に海外旅行は難しい

カナダ留学の悪いところの1つは、ヨーロッパ留学のように気軽に他国に旅行することが難しい点です。カナダは広大な国土を持ち、その周辺に旅行できる国は限られています。近隣にはアメリカがありますが、ビザの取得が必要だったり、入国審査が厳しかったりするため、自由に他国へ旅行するというのは少し手間がかかります。そのため、ヨーロッパのように、週末や短期の休暇で気軽に海外旅行を楽しむのは難しい環境です。

これをヨーロッパの留学と比較してみると、その違いは明確です。例えば、イギリスやアイルランドに留学した場合、ヨーロッパ全土へのアクセスが非常に便利です。特にシェンゲン圏内の国々であれば、ビザなしで気軽に旅行ができるため、週末旅行や長期休暇中に他国を訪れるチャンスが豊富にあります。イギリスからは、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スペインなどへの短時間でのアクセスが可能で、ヨーロッパ内の交通網も発達しているため、飛行機だけでなく、鉄道やバスでも手軽に移動できます。

例えば、イギリスに留学している場合、週末の小旅行として、ロンドンからユーロスターを利用してパリへ行くのは非常に人気のあるプランです。2〜3時間の列車移動でフランスに到着し、エッフェル塔を見に行ったり、セーヌ川を散策したりと、気軽にヨーロッパの別の文化や景色を楽しむことができます。また、イギリスからスペインのバルセロナやイタリアのローマへは、格安航空会社を使えば1〜2時間のフライトで行くことができるので、短い休暇を使って歴史ある都市や美しいビーチリゾートを満喫することも可能です。

このように、ヨーロッパに留学すると、さまざまな国へのアクセスが容易であり、異なる文化や言語、料理に触れる機会が豊富にあります。週末や長期休暇を利用して気軽に旅行できることで、留学生活がより刺激的で多様なものとなるでしょう。ヨーロッパは国境が近いため、短期間で複数の国を訪れるというプランを立てることもでき、留学中にヨーロッパ全土を周遊する夢も実現しやすいです。

一方、カナダの場合、近くに旅行できる国はアメリカくらいしかありません。アメリカはカナダと国境を接しており、ニューヨークやシアトル、ロサンゼルスなどの大都市に旅行することが可能ですが、アメリカに入国するには通常ビザやESTAの取得が必要となり、手続きが煩雑です。特に、留学生として滞在している場合、ビザの申請手続きが面倒であるため、手軽に旅行できるとは言い難いです。また、アメリカは広大な国土を持っているため、旅行先によっては移動時間や費用が大きくかかることもあります。例えば、トロントからニューヨークまでのフライトは約1時間半ですが、ロサンゼルスやラスベガスとなると、4〜5時間のフライトが必要になります。

また、カナダの他の近隣国となると、メキシコがありますが、これもアメリカを経由しなければならないケースが多く、手続きや移動が簡単ではありません。つまり、ヨーロッパ留学のように、「近くの国にサクッと旅行する」という感覚はカナダでは難しいと言えるでしょう。

長期だと飽きる可能性が高い

カナダ留学の悪いところの1つは、長期滞在だと飽きる可能性が高いことです。これはカナダに限った話ではなく、どの国に留学しても同じ問題かもしれません。特に語学留学で、毎日同じようなスケジュールに従って勉強していると、生活がマンネリ化しやすくなります。学校に通い、授業を受け、宿題をこなすというルーチンは、最初のうちは新鮮で楽しいかもしれませんが、何ヶ月も続けると飽きてしまうことが少なくありません。

特にカナダのように自然が豊かな国では、アウトドア活動が好きな人にとっては魅力的な場所ですが、自然やアウトドアにあまり興味がない人にとっては、生活が単調に感じられることもあります。カナダは広大な国土を持ち、キャンプやハイキング、スキーなど、自然を満喫できるアクティビティが豊富です。しかし、こういったアウトドア活動に興味を持たない場合、日々の生活に変化が少なく、単調に感じることがあるでしょう。特に大都市に住んでいた人や、アクティブに多様な文化体験を求める人にとっては、少し退屈に感じる可能性があります。

また、カナダは広い国土を持つため、都市部から少し離れると、旅行やレジャーの選択肢が限られてくることもあります。例えば、ヨーロッパでは週末に別の国へ簡単に旅行できる一方、カナダではアメリカ以外の国に簡単にアクセスすることは難しいです。旅行や観光が好きな人にとって、この点は少し不便に感じるかもしれません。前述の通り、アメリカへの旅行もビザやESTAの取得が必要で、手続きが煩雑なため、気軽に国境を超えることができるヨーロッパとは違った体験になるでしょう。

さらに、語学留学は特に単調になりやすいと言えます。最初のうちは英語を学ぶ新しい環境に興奮し、現地の文化に触れることが楽しく感じられるでしょう。しかし、語学の基礎が固まってくると、次第に生活に変化が少なくなり、日々のルーチンに飽きを感じるようになることが多いです。語学留学では、授業が毎日同じ時間にあり、クラスメイトや教師とのやり取りも一定のパターンになりがちです。そのため、長期の滞在では、モチベーションが低下することもあるかもしれません。

一方で、プログラミングやアートなど、特定のスキルを学ぶ留学であれば、飽きることなく新しい挑戦を続けられるでしょう。自分の目標に向かって具体的に進むプロジェクトや自己表現があると、毎日の生活にも変化が生まれ、刺激を保ちやすくなります。特にカナダはクリエイティブな分野でも発展しており、アートやIT分野の留学生には多くのチャンスがあります。こういった分野に興味がある人にとっては、学業と実践の両方で充実した時間を過ごすことができるため、飽きることなく長期滞在を楽しめるでしょう。

厳しい寒さ

カナダ留学の悪いところの1つは、厳しい寒さです。特に冬場は気温が非常に低くなり、日本の温暖な地域、特に東京のような都市と比べるとその差はかなり大きく感じられるでしょう。カナダの気候は地域によって異なりますが、カナダ全体として冬の寒さは留学生にとって驚きの一つになることが多いです。

まず、カナダの主要都市の冬の気候を見てみましょう。カナダでも比較的温暖と言われるバンクーバーでさえ、冬には気温が0度前後まで下がり、雪が降ることもあります。バンクーバーは、カナダ西海岸に位置しているため、海洋性気候の影響を受け、比較的過ごしやすい冬が特徴ですが、それでも東京の冬より寒く感じるかもしれません。東京の冬は平均気温が5度〜10度程度で、降雪も少ないため、バンクーバーの寒さは日本の標準的な冬より厳しく感じられるでしょう。

一方、トロントやモントリオールなどの東部の都市は、冬になると気温が氷点下まで下がるのが一般的です。特にトロントでは、冬場の最低気温が-10度から-20度に達することもあり、吹雪の日には体感温度がさらに低く感じられます。モントリオールはさらに寒くなることもあり、厳しい寒波が来ると-30度を下回ることさえあります。こうした都市では、厚手のコートや防寒具が必須となり、寒さに慣れていない人にとってはかなりの挑戦となるでしょう。

この寒さは日本、特に東京と比較すると非常に過酷です。東京では冬でも氷点下になることは稀で、暖かい日には10度近くまで上がることがありますが、カナダの都市では日中でも氷点下が続くことが多く、屋外での活動が制限されがちです。寒い日には、どうしても家の中にこもってしまい、外出する意欲が減少することがあります。特に、慣れない寒さに直面すると、引きこもりがちになり、留学生活が単調に感じられることもあるでしょう。

これに対して、オーストラリアの気候は非常に温暖で、特に冬の寒さが苦手な人にとっては魅力的な選択肢です。オーストラリアは南半球に位置しているため、日本が冬の時期にあたる12月から2月は夏にあたります。シドニーやメルボルンなどでは、年間を通じて比較的過ごしやすい気候であり、冬でも10度から15度ほどの温暖な気温が続きます。このような気候の違いは、留学先を選ぶ際に重要なポイントとなり、寒さが苦手な人にとってはオーストラリア留学が一層魅力的に映るかもしれません。

カナダの厳しい冬は、自然を楽しむアウトドア派の人にとっては逆にプラスになることもあります。スキーやスノーボード、スケートなど、冬ならではのアクティビティが豊富にあるため、寒さを楽しむことができる人には魅力的な環境です。しかし、寒さが苦手でアウトドアに興味がない場合、カナダの冬はストレスになる可能性があります。冬場は日照時間も短くなり、寒さと相まって気分が落ち込みやすくなることもあります。

日本人が多い

カナダ留学の悪いところの1つは、日本人が多いことです。カナダは長年、日本人留学生にとって非常に人気のある留学先で、毎年多くの日本人がカナダに留学しています。2020年のデータによると、年間約25,000人以上の日本人がカナダに留学しており、これは他の英語圏の国と比べても多い数字です。特に、バンクーバーやトロント、モントリオールといった大都市には、日本人留学生が集まりやすい傾向があります。

もちろん、日本人が多いこと自体は必ずしも悪いことではありません。留学先で同じ国の出身者とつながりを持つことは、心の支えになることが多く、特に留学初期には安心感を与えてくれるでしょう。慣れない海外生活の中で、共通の文化を持つ人たちと交流できることは、精神的な安定につながることもあります。また、日本人同士で助け合うことで、現地での生活情報を共有したり、困ったときに助けてもらえることもあります。

しかし、英語を学ぶという観点から見ると、日本人が多い環境は必ずしも理想的とは言えないかもしれません。特に、英語のスキルを伸ばすためには、できるだけ多くの時間を現地の人や他国の留学生と過ごし、英語を使う機会を増やすことが重要です。日本人が多い環境では、日本語でのコミュニケーションが増えてしまい、英語を使う機会が減ってしまう可能性があります。

ただし、日本語を話すことが英語学習に大きな悪影響を与えるわけではありません。日本人同士でも英語の勉強方法を共有したり、授業内容を復習するために日本語で話し合うことも有益です。むしろ、語学学習の進捗や生活の悩みを日本人同士で共有できることは、モチベーションを保つためにプラスになることも多いでしょう。日本人がいる環境をうまく活用しながら、英語を使う場面を意識的に増やすことができれば、大きな問題にはならないはずです。

それでも、もし「できるだけ日本人が少ない環境で学びたい」と考えるのであれば、カナダ以外の選択肢も検討してみるのも良いかもしれません。例えば、ニュージーランドやスコットランド、アイルランドなどは、比較的日本人留学生の数が少なく、より国際的な環境で英語を学ぶことができる国です。これらの国々はカナダと同様に英語圏でありながら、日本からの留学生の数が少ないため、現地の文化や他国の留学生との交流を通じて、より英語に集中できる環境が整っているかもしれません。

ニュージーランドは自然豊かで治安も良く、英語学習に最適な環境です。日本人留学生は多くはありませんが、温暖な気候と美しい景観を楽しみながら英語を学ぶことができるため、留学先として人気があります。スコットランドやアイルランドは、英語圏の中でも独自の文化を持ち、歴史的な街並みや自然が魅力的です。日本人留学生が少ないため、英語漬けの環境で生活できる点が特徴です。

時差が大きい

カナダ留学の悪いところの1つは、時差が大きいことです。カナダと日本の時差は、カナダの地域によって異なりますが、東部標準時(EST)のトロントやモントリオールでは日本との時差は14時間、バンクーバーなどの西海岸地域では17時間も差があります。これは、例えばトロントで昼の12時が日本では翌日の午前2時になるということで、連絡やコミュニケーションを取る際には不便を感じることが多いです。

この大きな時差は、特に家族や友人との連絡に影響を与えます。日本とカナダの時間が大きくずれているため、スムーズにリアルタイムで連絡を取るのが難しいことがよくあります。例えば、日本の友人や家族に連絡を取ろうとしても、日本が夜中や早朝だったり、逆にカナダ側が深夜になってしまうことが多いです。こういったタイミングのずれが、思うように連絡が取れない原因になり、留学中に寂しさを感じることも少なくありません。

また、時差の影響は単なるコミュニケーションにとどまらず、留学中の体調管理にも影響を及ぼします。カナダに到着してすぐの時期は、時差ボケに悩まされることが多く、特に日本からのフライトが長いこともあり、移動の疲れと時差のダブルパンチで、最初の数日はなかなか調子が整わないという人が多いです。時差ボケは睡眠パターンを乱し、学業への集中力を欠いたり、体調不良を引き起こすこともあります。

さらに、時差が大きいとオンラインでのやり取りや日本のサービスを利用する際にも不便を感じることがあります。例えば、日本の銀行やカスタマーサポートなどに連絡を取りたい場合、時差が影響して営業時間が重ならないことが多いため、問い合わせが遅れることがあります。また、オンライン授業やリモートでの仕事を日本と並行して行っている場合、夜中に仕事や授業を行う必要があり、生活リズムが崩れることもあります。

この時差の問題は、特に日本の家族や友人との繋がりを大切にしたい人にとっては、ストレスとなることがあります。家族と話をしたいときに、相手が寝ている時間帯であったり、逆にこちらが眠る時間になってしまったりするため、思うようにリアルタイムで会話ができないということがよくあります。メールやメッセージアプリでのやり取りはできますが、やはり実際に声を聞きたい時には不便を感じるでしょう。

物価が高い

カナダ留学の悪いところの1つは、物価が高いことです。特に留学生にとって、生活費や学費が大きな負担となる場合があります。カナダの大都市、例えばバンクーバーやトロントなどでは、物価が特に高く、日常的な買い物や家賃、外食などにかかる費用が日本の平均的な都市と比べても割高に感じるでしょう。日本で同じ生活をしていた場合と比べると、カナダでの生活費がかなり膨らむことがあり、留学生活を経済的に支えるのは容易ではありません。

カナダの主要都市での家賃は、特に大きな出費となります。バンクーバーでは、ワンルームアパートメントの家賃が平均して月々1,500〜2,000カナダドル(約15〜20万円)ほどかかることもあり、トロントでも同様のレベルです。これは、日本の地方都市や他の英語圏の国と比べてもかなり高めです。また、留学生が滞在するシェアハウスや学生寮も、同様にコストが高く、地域によっては毎月の家賃が大きな負担になることがあります。

さらに、日常的な生活費、特に食費や交通費もカナダでは高めです。カナダは食料品の輸入に頼る部分が多く、その分スーパーでの買い物の価格が上がります。例えば、牛乳や野菜、フルーツなどの基本的な食品でも、日本と比べて割高に感じることがよくあります。外食費も同様で、レストランやカフェでの食事は、日本の都市と比べるとかなり高い場合が多く、頻繁に外食をすると留学費用がすぐに膨らんでしまう可能性があります。

交通費に関しても、都市部では公共交通機関を利用することが多いですが、カナダの都市交通は月額で100カナダドル(約1万円)を超えることが一般的です。これは日本の多くの都市と比較しても高額で、特に留学生にとっては経済的な負担となることがあります。留学中に節約するためには、できるだけ食費や交通費を抑え、日常生活の中で工夫が必要になるかもしれません。

このように、カナダ留学では物価が高いという点が大きな課題です。例えば、フィリピンやマルタのような比較的安価な留学先では、1年分の留学費用でカナダでは6ヶ月しか滞在できないというケースもあります。フィリピンは特に物価が安く、食費や生活費が抑えられるため、予算が限られている留学生にとって魅力的な選択肢です。また、マルタもヨーロッパの中では物価が比較的安く、特に語学留学に人気があります。そのため、留学先を選ぶ際には、カナダの高い物価を考慮する必要があります。

さらに、日本で留学費用を貯めることも簡単ではありません。留学に必要な費用を稼ぐためには、日本でのバイトや仕事でまとまったお金を用意しなければならないですが、カナダの物価を考えると、長期的な留学計画を立てる必要があるでしょう。カナダでは学費も高額であり、年間の学費はカナダドルで数万ドルに達することもあります。そのため、奨学金の活用や留学エージェントを通じた費用削減の方法を検討することも大切です。

まとめ

カナダ留学には、多くの魅力とともに、いくつかの課題もあります。豊かな自然、フレンドリーな現地の人々、質の高い教育など、留学先としての大きな利点がある一方で、厳しい寒さや物価の高さ、時差の大きさなどのデメリットも存在します。カナダ留学を成功させるためには、自分の生活スタイルや学びたい内容に合った選択をすることが大切です。この記事で紹介した「いいところ」と「悪いところ」をしっかりと理解し、カナダでの留学生活を実りあるものにするための参考にしてみてください。

この記事の監修:土屋雅人

1993年栃木県出身。
school surf運営代表。株式会社GOODBYE JAPAN代表。NPO留学協会賛助会員。
もっと多くの日本の方が気軽に留学できるようなサービスを作ってます。

留学おすすめアイテム

  • ◎重要
約500円

Sailyは、コストパフォーマンスに優れたeSIMサービスで、旅行者や留学生の強い味方です。料金が手頃で、アプリを通じて渡航前に簡単にセットアップできるため、面倒な手続きが不要です。

特に1GBから20GBまでの幅広いプランが用意されており、500円程度〜のプリペイド式です。短期旅行者にも長期滞在者にも対応しています。柔軟なプラン変更が可能で、データが不足しても追加購入がすぐにできるのが魅力です。(日本のSIMカードを海外で使うと、ローミング料金が高額になるリスクがあります。)

日本を出発する前に準備を整え、現地到着後はスムーズにインターネットが使えるため、初めてeSIMを使う人にも安心です。

現地のプリペイドSIMとほぼ同じ価格ですし、留学やワーホリで長期滞在する人は月額契約を考えているかもしれませんが、契約が面倒ですし、コスパも大して良くありません。何より解約し忘れて帰国して「高額な請求が来るのでは?」と怯える日々を送る可能性もあります。

eSIMのSailyならそういった不安も一切なし。簡単・コスパ最強です。

  • ◯便利
約113円

留学前に英会話の練習をするならDMM英会話。今なら初月50%です。

本当に英語力ゼロの状態で留学すると大体苦労します。最初の数週間何も話せずノイローゼみたいになる方もいますから、事前に話す練習をしておくことをおすすめします。

  • ☆必須

VPN

約780円

海外ではカフェや公共施設のWi-Fiは当然のこと、そもそもWi-Fiを使う際は、クレジットカードやパスワード漏洩対策のために絶対にVPNを使ってください。VPNはユーザーの通信を強力な暗号化技術で保護します。これにより、通信内容が第三者に盗聴されても解読が不可能となります。

カードが不正利用されてからだと、日本に国際電話をかけて利用停止してなど、手間とお金がかかります。またカードがないと買い物も現金も引き出せないので、最悪強制帰国となります。何より不正利用による多額の請求がきます。そのため最初からVPNを使ったほうがいいです。

NordVPNは、世界中1,500万人以上のユーザーが使用しており、その規模がサービスの信頼性を裏付けています。大手メディアやセキュリティ専門家からも高い評価を受けています。IT業界で働いている人はほぼ全員VPNを使ってますよ。私も3年以上使ってます。

  • ☆必須
約880円

【海外ローミングが0円】:月2GBまでの海外ローミングがタダ。

【SMS受信が0円はすごい!】:サービスの認証に必要なSMSを海外でも無料で受信できる。電話で銀行、各種アカウントの2段階認証している人は必須。他のキャリアの場合、請求されます。

【1GB=500円で海外利用】:2GB以上使いたい場合も、1GB=500円の破格でチャージできます。チャージ式なので海外で使ってもとんでもない額の請求は来ないので安心。

正直楽天モバイル以外でこれだけ海外利用に強いサービスはありません。留学を予定している人は絶対に契約した方がいいです。語学留学の場合基本、学校にも寮やホームステイ先にもWi-Fiがあるので2GBや5GBで十分です。5GBでも「基本料金880円+1500円=2380円/月」。この機会にぜひネットで簡単に乗り換えましょう。

  • ☆必須
約0円

楽天カード年会費0円で、以下の海外保険がつきます。

【傷害・疾病治療費用】:200万円まで補償。無料カードの中ではトップクラス。大半の治療ケースでこの金額で対応が可能。

【賠償責任】:2,000万円の補償。旅行中の第三者への損害にも対応。

【携行品損害(盗難や破損)】:年間20万円まで補償。

【キャッシュレス診療】:現地での治療費を一時的にあなたが立て替える必要なし。

利用付帯なので、旅行代金や航空券の一部を楽天カードで支払えば上記の充実保証が得られます。他の無料のカードでここまでの保証はないので、1枚は楽天カードを持っておくことをお勧めします。

Popular School

(フィルター:”校舎おしゃれ”)

授業料:£315〜/週

  • 1クラス: 15人 / 生徒数: 450人 / ホームステイ: 週£200〜 / 日本人比率: 13%

授業料:$995〜/週

  • 1クラス: 15人 / 生徒数: 350人 / ホームステイ: 週$〜 / 日本人比率: 5%

© All rights reserved.  school surf