運営公式

マルタ留学で気をつけること12選

  • 投稿日:3か月前
  • 更新日:2024-10-14 17:57:18

マルタ留学は、地中海の美しい環境の中で英語を学べる魅力的な選択肢として、多くの留学生に人気があります。しかし、異国での生活には楽しさだけでなく、注意しなければならない点も多々あります。

特に、生活習慣や文化の違い、留学生活における特有のルールなど、あらかじめ知っておくことで充実した留学生活を送ることができます。今回は、マルタ留学を成功させるために知っておきたい「気をつけるべきこと12選」をご紹介します。

 

マルタ留学で気をつけるべきこと12選

バケーションの雰囲気にのまれすぎる

マルタ留学で気をつけるべきポイントの一つは、バケーションの雰囲気にのまれすぎないことです。マルタは、地中海に浮かぶ美しい島国であり、ヨーロッパ人にとっての人気リゾート地として有名です。青い海や歴史的な街並み、リラックスした空気が漂うこの地は、観光客にとっても夢のような場所。留学生活を送る中で、まるで常にバケーション中にいるかのような感覚に陥ることも少なくありません。

この雰囲気は、最初はとても魅力的に感じられるでしょう。毎日が晴れ渡る空、心地よい気候、カフェのテラスでのんびりと過ごす時間…これらすべてが、留学生活を豊かに彩ってくれます。しかし、あまりにリゾート気分に流されてしまうと、肝心の英語学習や留学の目的を見失ってしまう可能性があります。マルタ留学を選んだ理由が「英語力を向上させたい」というものであれば、リラックスしすぎることには注意が必要です。

特に、ヨーロッパ各国からの観光客が多い時期には、島全体が観光地としての活気に満ち、パーティーやビーチでの時間を過ごす誘惑が多くなります。これは決して悪いことではありません。異国の文化や人々と触れ合うことも留学生活の醍醐味の一つですし、時には勉強から離れてリフレッシュすることも重要です。しかし、バランスが大切です。特に英語を習得するためにマルタを選んだ場合、そのリゾートの雰囲気にのまれてしまうと、気づいたら勉強の時間がどんどん減っていくという事態になりかねません。

例えば、平日の昼間に授業があるのに、前の夜遅くまで遊んでしまい、次の日の授業に集中できなくなることがあります。また、友達とカフェやバーで楽しい時間を過ごす中で、ついつい英語を話す機会を逃してしまうこともあるでしょう。このような状況を避けるためには、しっかりとスケジュール管理を行い、遊びと学びのバランスを取ることが大切です。

 

治安はいいけど

マルタは比較的治安が良いとされており、特に欧米の大都市と比べても犯罪率が低いことで知られています。そのため、留学先としても多くの人に選ばれています。しかし、治安が良いからといって、常に安心しきってしまうのは危険です。特に、マルタの中でも首都バレッタや観光客で賑わうスリーマ、セントジュリアンなどの大都市エリアでは、一定の注意が必要です。

マルタは観光地としても人気が高く、特に夏場にはヨーロッパ各地からの観光客が集まります。こうした賑やかなエリアでは、スリや置き引きといった犯罪が発生することもあります。観光地では誰もがリラックスしたムードで過ごしていますが、その雰囲気に油断してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。例えば、カフェのテラスでくつろいでいる間に、バッグを椅子の背もたれにかけておいたところ、気づかないうちに盗まれてしまうといったことが起こり得ます。

特に夜間の一人歩きには注意が必要です。マルタの夜は比較的安全ですが、暗い道や人通りの少ないエリアではリスクが高まります。留学中は異国の地にいるという意識を常に持ち、周囲の状況に気を配りながら行動することが重要です。例えば、遅くなった際には、友人と一緒に帰宅するか、信頼できるタクシーを利用するなどして安全を確保しましょう。

また、公共交通機関を利用する際も、荷物の管理には気をつける必要があります。バスやフェリーは留学生や観光客にとって便利な移動手段ですが、混雑時にはスリの被害に遭う可能性があります。特に大きなバッグや貴重品は常に自分の目の届く範囲に置き、隙を作らないようにしましょう。バッグは前に抱えるか、しっかりとファスナーを閉じておくことが基本です。

さらに、留学中は観光地だけでなく、ローカルエリアに足を運ぶこともあるかもしれません。こうした地域では観光客に慣れていないため、地元のルールやマナーを守ることが大切です。例えば、静かな住宅街で夜遅くまで騒いだり、大勢で集まって大きな声を出したりすると、トラブルの元になることがあります。現地の文化や生活習慣に敬意を払い、地元の人々との良好な関係を保つことが、結果的に自分の安全を守ることにもつながります。

 

マルタ英語の訛り

マルタ留学で気をつけるべきことの一つに、マルタ人の英語の訛りが挙げられます。マルタでは英語が公用語の一つとして使われていますが、その発音には独特の訛りがあり、英語初心者にとっては少し戸惑うかもしれません。マルタ英語の訛りは、主にマルタ語の影響を受けているため、他の英語圏の国々で話される英語とは少し異なります。

具体的には、マルタ英語の発音は母音が独特で、特に「a」や「o」の音がマルタ語の影響を受けて、少し強めに発音されることがあります。また、語尾の発音もはっきりしているため、全体的に少し硬い印象を与えることがあります。例えば、イギリス英語やアメリカ英語で「water(ウォーター)」と発音する単語が、マルタ英語では「ウォーター」とより強調された形で聞こえることがあります。この違いが初心者にとっては戸惑いの原因になることもあります。

さらに、マルタ英語のもう一つの特徴は、語順やリズムが他の英語圏とは微妙に異なる点です。マルタ語自体が非常にリズミカルで強弱のある言語であるため、その影響が英語にも現れ、話し方に独特のリズム感が生まれています。このため、イギリス英語やアメリカ英語に慣れている人にとっては、少し聞き取りづらく感じることがあるかもしれません。

留学前にYouTubeなどでマルタ人が話す英語を聞いてみても、あまり訛りが気にならないかもしれませんが、実際にマルタに行って現地の人々と毎日接してみると、違いが徐々に明確になってくるでしょう。特に英語初心者の場合は、イギリス英語とアメリカ英語の違いを理解するだけでも時間がかかることがあります。そのため、マルタ英語の訛りはさらにハードルが高く感じられるかもしれません。

マルタ英語の訛りが学習効率に影響を与える可能性も十分にあります。特に初心者にとっては、訛りが原因で聞き取れない場合、自分の英語力が原因だと思い込んでしまい、毎日落ち込んでしまうことも考えられます。その結果、英語学習へのモチベーションが低下してしまうこともあるでしょう。実際、言語を学ぶ際には、聞き取れることが自信につながるため、訛りが強いと「自分の英語力が足りない」と感じてしまうことがあります。

ただし、マルタ留学が英語学習に適さないわけではありません。マルタは英語を公用語とする国であり、多くの語学学校も英語教育に力を入れています。また、マルタ英語の訛りに慣れることで、異なるアクセントに対する適応力が身に付くこともあります。これは、将来の国際的な環境でのコミュニケーションにおいて非常に役立つスキルです。世界中のさまざまな国や地域で話される英語には、無数のアクセントや方言が存在します。そのため、マルタで英語を学ぶことで、そうした多様な英語に対する感覚を養うことができるのです。

 

ビザと滞在許可の手続き

マルタ留学で気をつけるべき重要なポイントの一つが、ビザと滞在許可の手続きです。特に長期の滞在を計画している場合、ビザの取得が必要となることがあります。短期の語学留学であればビザなしで滞在できる場合もありますが、90日を超える滞在や、働きながらの留学を考えている場合は、適切なビザや滞在許可を取得する必要があります。これらの手続きは時間がかかることがあるため、留学が決まったら早めに準備を始めることが非常に大切です。

ビザの取得に関して、まず確認すべきことは、あなたの国籍や滞在期間に応じてどの種類のビザが必要なのかという点です。例えば、日本人の場合、90日以内の短期留学であればビザは不要ですが、それ以上の滞在や語学学校での長期プログラムを受ける際には、学生ビザを申請する必要があります。申請には、学校からの入学許可証や滞在先の情報、財政的な証明などが求められます。これらの書類を準備するのに時間がかかることもあるため、学校に入学が決まった段階で、できるだけ早くビザの手続きに取り掛かることをおすすめします。

また、ビザの申請手続きにはオンライン申請や対面での面接が必要な場合もあり、そのための予約や必要書類の提出には予想以上に時間がかかることがあります。特に、申請のための書類に不備があると手続きがさらに遅れ、最悪の場合、出発日までにビザが取得できないことも考えられます。こういったトラブルを避けるためにも、早めの準備と慎重な確認が重要です。

さらに、ビザが取得できたとしても、マルタ到着後には滞在許可の申請が必要となる場合があります。長期滞在を希望する場合、マルタに到着してからも現地での手続きを進めなければなりません。滞在許可を取得するためには、滞在先の住所登録や健康保険の加入証明など、追加の書類が求められることが多いため、これらも事前に確認しておくと安心です。特に、現地での滞在許可申請は時間がかかる場合もあるので、余裕を持って行動することが求められます。

 

意外と日本人が多い

マルタ留学で気をつけるべきポイントの一つに、日本人が意外と多いことが挙げられます。マルタ留学を考える際、多くの人は「ヨーロッパのリゾート地」というイメージから、他の英語圏の国と比べて日本人が少ないと思うかもしれません。特に、オーストラリアやカナダ、アメリカなど、日本人にとってメジャーな留学先を避けて、マルタを選ぶ方も少なくありません。その理由は、より多くの外国人と触れ合い、純粋に英語を話す機会を増やしたいと考える人が多いからです。しかし、実際にはマルタにも多くの日本人留学生がいるため、意外と頻繁に日本人と出会うことがあるかもしれません。

マルタは人口約50万人ほどの小さな島国であり、観光地としても人気が高いことから、世界中からの観光客や留学生が訪れます。日本からの留学生もその一部で、特に語学留学を目的として訪れる人が増加しています。実際、年間で約1,500人以上の日本人がマルタに留学していると言われており、これはマルタの人口や面積を考えると、かなりの数です。つまり、総数としては少なくても、マルタ国内の特定のエリア、特に語学学校が集まるスリーマやセントジュリアンといった都市では、日本人と出会う機会が思ったよりも多くなる可能性が高いです。

日本人が多いということは、一見すると安心感を与えてくれる側面もあります。同じ言語を話す仲間がいることは、異国での孤独感を和らげてくれるものですし、文化的な理解も深まりやすいでしょう。また、現地での生活情報やアドバイスを共有できる日本人コミュニティがあることも、心強い点です。しかし、英語力を伸ばすために留学をしている場合、この「日本人の多さ」は逆にデメリットになることもあります。日本語での会話が増えることで、英語を使う機会が減ってしまい、本来の目標である英語の上達に悪影響を及ぼすことがあるからです。

特に語学学校では、日本人同士が自然とグループを作りがちです。同じ国の文化や言語を共有しているため、つい安心感から日本語で話してしまう場面も増えてしまいます。留学中に日本人とばかり付き合ってしまうと、せっかくの英語を学ぶ環境が十分に活かせなくなることがあります。これは、特に初心者の方にとっては注意が必要です。英語を聞き取れない、話せないと感じたとき、日本語に逃げてしまうことが多くなり、英語を使う機会を自ら減らしてしまう可能性があるのです。

 

数ヶ月で街に飽きる

マルタ留学で気をつけるべきポイントの一つに、数ヶ月で街に飽きてしまう可能性があることが挙げられます。マルタは地中海に位置する小さな島国で、その面積は約316平方キロメートル。これは東京都の面積(約2,200平方キロメートル)と比べてもかなり小さく、マルタ全土を数日で観光できてしまうほどです。首都バレッタや観光地スリーマ、セントジュリアンといった主要なエリアはすぐに行き尽くし、留学生活の初めのうちはその美しさや魅力に感動するかもしれませんが、数ヶ月経つと「もう見たことのある場所ばかり」と感じる人も少なくありません。

マルタは歴史的な魅力に溢れ、古代から続く要塞都市やユネスコ世界遺産にも登録されているバレッタなど、非常に価値のある観光スポットが点在しています。石造りの街並みや、地中海に面した壮大な景色、青く透き通る海が心を癒してくれます。しかし、その狭い範囲内で生活するという点では、日本の大都市と大きく異なります。

例えば、日本では東京を拠点にしても、新幹線や飛行機で簡単に他の主要都市に移動することができます。東京からは京都、大阪、名古屋、福岡、そして北海道など、異なる文化や景観を持つ都市へ気軽にアクセスできるため、飽きることなくさまざまな場所を楽しむことができます。東京自体も非常に広く、下町の雰囲気を味わえる浅草や、ハイテクと文化が交錯する渋谷・新宿、緑豊かな自然が広がる代々木公園や皇居周辺など、エリアごとに異なる顔を見せてくれます。さらに、日本全国には、豊かな自然や四季折々の風景を楽しめる観光スポットが数多くあり、どこに行っても新しい体験が待っています。

一方、マルタはその国土の限界もあり、新たな体験を得るために国内を移動する選択肢が限られています。もちろん、ゴゾ島やコミノ島といった周辺の小さな島々に訪れることもできますが、これらも数ヶ月の滞在中に一度は訪れてしまうため、リピートすることに対して新鮮味が薄れてしまうかもしれません。また、マルタ自体は年間を通じて温暖で過ごしやすい気候ですが、四季の変化が少ないため、季節ごとに違った風景を楽しむことが難しいという点でも、日本のようなダイナミックな変化を期待することはできません。

留学生活では、日々のルーチンが決まってくると、どうしても生活に単調さを感じやすくなります。特に、マルタのように小さな国では、日々同じルートを通って学校へ行き、同じ街並みや景色を見ることが続くと、次第に「飽きてきた」と感じてしまうことがあるでしょう。特に、日本のように都市ごとに異なる文化や観光スポットを楽しめる環境に慣れている人にとっては、この「飽き」が早く訪れるかもしれません。

 

物価は同じ英語圏のイギリスより安いけど日本より高い

マルタ留学で気をつけるべきことの一つに、物価の高さが挙げられます。マルタは英語圏の中でも、イギリスやアメリカと比べると比較的安価な留学先として知られています。そのため、「イギリスは高すぎるけど、英語を学べる国に行きたい」という理由でマルタを選ぶ人も多いでしょう。確かに、イギリスに比べるとマルタの物価は全体的に安めですが、日本と比べると高いと感じることが少なくありません。

まず、日常生活において特に感じるのは、外食費や飲み物の値段です。例えば、マルタでのカフェやレストランでの食事は、イギリスほどではないにしても、日本の感覚と比べると少し割高に感じるかもしれません。カジュアルなカフェでのランチセットは10ユーロ(約1,500円)程度が相場ですし、レストランでのディナーになると20〜30ユーロ(約3,000〜4,500円)ほどかかることもあります。特に、日本では気軽に楽しめるコンビニやチェーン店の食事と比べると、外食にかかるコストが高く感じるかもしれません。

次に、日用品や食料品の物価も気をつけるポイントです。例えば、スーパーマーケットでの食材購入に関しては、輸入品が多いため、日本と比べて割高な商品が多く見受けられます。特に、日本で安価に手に入るもの、例えばお米や醤油、味噌などの日本食材は、マルタでは数倍の値段がすることも珍しくありません。また、地元産の新鮮な野菜や果物は手に入りやすいものの、季節によっては限られた種類しか入手できないため、バリエーションを楽しむにはやや物足りなさを感じることもあるでしょう。

公共交通機関も、意外とコストがかかる部分です。マルタではバスが主要な交通手段で、1回の乗車で約2ユーロ(約300円)程度がかかります。これは日本の都市部のバス料金と比べると少し高めですし、長期的に見ると交通費も積み重なっていきます。特に、マルタは国土が小さいため公共交通機関が非常に発達しているわけではなく、時間がかかることもあるため、タクシーやライドシェアを利用することが多くなると、さらに交通費がかさむ可能性があります。

また、住居費も重要なポイントです。マルタは観光地として人気が高いため、特にバレッタやスリーマ、セントジュリアンといった観光地周辺の家賃はかなり高額です。シェアハウスやアパートメントを借りる場合、1か月の家賃は500〜1,000ユーロ(約8万〜15万円)になることが一般的で、これは東京の中心地と同等か、場合によってはそれ以上になることもあります。留学生向けの安価な住居を探すことも可能ですが、人気が高いため早めに手配する必要がありますし、住居のクオリティや立地によっては予想以上に費用がかかることがあります。

さらに、娯楽や趣味にかかるコストも日本と比べて高めです。映画館やジム、カフェ巡りなど、普段の生活を充実させるためのアクティビティも日本に比べるとやや高めの価格設定です。特に、地中海の美しい海や景観を楽しめる観光地への旅行やアクティビティも楽しみたいと思う場合、観光客向けの価格設定で予算が予想以上に膨らむこともあります。

 

ちゃんとした日本食が食べれない

マルタ留学で気をつけるべきことの一つに、ちゃんとした日本食が食べられないという点があります。特に長期で留学する場合、日本の味が恋しくなる瞬間は少なくありません。海外生活では、慣れない食文化の中での食生活が一番の課題となることが多いです。マルタはヨーロッパの小さな島国で、地中海料理をはじめとした西洋の料理が主流ですが、残念ながら本格的な日本食を楽しめる場所は非常に限られています。

日本から遠く離れた場所にあるため、マルタでは日本の食材を入手するのが難しいことが理由の一つです。日本の食材を揃えたスーパーはほとんど存在せず、もし見つけたとしても限られた商品しか手に入りません。醤油や味噌、だしなどの基本的な調味料は時折見つかりますが、お米や新鮮な魚、野菜など、日本の料理に欠かせない食材を手に入れることは難しいです。特に、刺身や寿司を作るための新鮮な魚は、手に入れられる場合でもかなり高価です。これにより、自炊で日本の味を再現することが難しくなるため、日本食を楽しむ機会が限られてしまいます。

さらに、マルタには数えるほどしか日本食レストランがありません。特に、現地で「日本食」として提供されている料理は、多くの場合、日本人が期待する本格的な味とは異なることが多いです。マルタの日本食レストランの多くは外国人オーナーが経営しているため、日本の伝統的な調理法や味付けを重視していない場合が多く、現地の人々の好みに合わせてアレンジされていることが一般的です。例えば、寿司やラーメンなど人気のある日本食メニューでも、味が大幅に変わっていたり、現地風の具材が使われていたりすることがあります。これらは、現地の人々には受け入れられても、日本から来た留学生にとっては「これじゃない感」を強く感じてしまうでしょう。

また、競争の少なさも影響しています。マルタは小さな国であり、日本食レストランの数が限られているため、味の向上や改良があまり行われない傾向があります。日本では、同業者との競争が激しいため、レストランは常に品質を高める努力をしていますが、マルタではそのような競争が少ないため、味のクオリティに対して高い期待を持つことは難しいかもしれません。留学中に訪れる日本食レストランで、「これが日本食?」と驚くことがあるかもしれませんが、それが現地でのスタンダードとなっています。

さらに、食材が手に入りにくい状況は、日本食レストランのメニューにも影響を与えています。例えば、ラーメンの麺が本来のコシのある麺ではなく、スパゲッティのようなものに代わっていたり、寿司に使われる魚が現地の素材に置き換わっていたりすることがあります。日本では当たり前のように手に入る素材が、マルタでは高価であるか、そもそも手に入らないことも多いため、結果として現地で提供される「日本食」は本物とはかけ離れてしまうことがあるのです。

こうした状況から、長期滞在中に日本食が恋しくなることは避けられません。しかし、逆に言えば、マルタでの留学生活は日本の味に頼らず、現地の食文化を楽しむ良い機会とも言えます。地中海料理やイタリア、ギリシャの影響を受けたマルタの食事は、新鮮なシーフードや野菜、オリーブオイルをふんだんに使った健康的な料理が多く、日本の食事とは違った魅力を持っています。また、地元の市場を訪れたり、現地の家庭料理に挑戦してみることで、新たな食の楽しみを発見できるでしょう。

 

暇だから旅行ばっかりするようになる

マルタ留学で気をつけるべきことの一つに、「暇だから旅行ばっかりするようになる」という点があります。留学当初は、英語力を伸ばしたいというモチベーションが高く、毎日学校に通って英語の勉強に励むでしょう。しかし、マルタは小さな国であるため、日常生活が単調になりがちです。その結果、数ヶ月も経つと、街の風景や生活リズムに飽きが出てしまうことがあります。特に、思ったよりも英語力が伸びないと感じると、モチベーションが低下してしまうことが多いです。

マルタは地中海に浮かぶ美しい島国ですが、その小ささが原因で生活に変化が少なくなり、日々のルーチンワークに飽きやすくなります。学校に行って授業を受け、カフェや海辺で過ごす日常が続くと、最初は魅力的だったものが次第に単調に感じられることがあります。英語を学ぶために来たはずが、いつの間にか退屈さが勝ってしまい、勉強への意欲が減少してしまうのです。そこで、多くの留学生が次に目を向けるのが「旅行」です。

マルタは地理的にも非常に便利な場所にあり、ヨーロッパ各国へのアクセスがしやすいのが大きな魅力です。特に、格安航空会社のRyanairやeasyJetなどを利用すれば、手軽にヨーロッパ各地へ旅行に行くことができます。週末や短期の休みを利用して、スペインやイタリア、フランス、ドイツといった観光地に行くことができ、往復数千円程度でチケットが手に入ることも珍しくありません。このような格安旅行のチャンスは、留学生にとって非常に魅力的です。

しかし、この「逃避の旅行」によって、気づかぬうちに英語学習から距離を置いてしまうことがよくあります。例えば、授業が終わった金曜日の夜に飛行機でローマやバルセロナに飛び、週末を観光やショッピングで過ごす。帰ってきた月曜日には、楽しかった旅行の余韻に浸りつつ、次の週末の旅行計画を立て始める――こうしたループに陥ると、留学の本来の目的である英語の学習がおろそかになりがちです。

旅行先では、もちろん異文化に触れる素晴らしい体験ができる一方で、英語の練習の機会が少なくなることがあります。特に、旅行中は観光をメインにしてしまうため、現地の人との会話があまり必要とされない場面が多くなります。さらに、ヨーロッパの多くの国々では英語が第二言語であり、観光地では英語が通じますが、現地の人々は自分の母国語を話すため、英語を使う機会が限定されることもあります。旅行中は、英語の学習に集中できず、せっかくの留学中の時間を十分に活用できないということになりかねません。

また、旅行に出かけると、移動や観光に費やすエネルギーが増え、帰ってきた後には疲れが残り、英語の勉強に取り組む意欲がさらに減少することもよくあります。旅行は楽しい一方で、日常生活に戻ると、旅行の間に遅れた勉強を取り戻すのが億劫になり、結果として学習効率が落ちてしまうことも珍しくありません。

このように、留学中に旅行に依存しすぎると、当初の目標である英語学習の優先順位が下がりがちです。もちろん、旅行は異文化体験として非常に有意義なものであり、視野を広げるためには素晴らしい方法です。しかし、頻繁な旅行が留学生活全体に影響を及ぼすようになると、本来の目的を見失ってしまう可能性があります。

チップ制度

マルタ留学で気をつけるべきことの一つに、チップ制度への対応があります。日本ではチップを渡す習慣がないため、初めてチップ文化のある国を訪れる日本人留学生にとっては、最初は少し戸惑うかもしれません。しかし、マルタでは、レストランやカフェ、タクシーなどでチップを渡すことが一般的なマナーとされています。チップ文化に慣れることで、現地の人々とのコミュニケーションがスムーズに進み、より快適な生活が送れるようになるでしょう。

まず、チップを渡す場面として一番多いのが、レストランでの食事の際です。一般的に、レストランでのチップの相場は料金の10〜15%程度が目安とされています。これは特に高級レストランやサービスが充実している場所で期待されるものです。例えば、食事の内容に満足し、サービスも丁寧だった場合は、料金の15%ほどをチップとして渡すと良いでしょう。ただし、チップの扱い方は場所によって異なります。レシートに「Service Charge(サービス料)」が含まれている場合は、すでにサービス料が加算されているため、追加でチップを渡す必要はありません。ですので、支払い時には必ずレシートを確認する習慣をつけることが大切です。

カジュアルなカフェやバーでは、チップの習慣は少し異なります。こうした場所では必ずしもチップを渡さなくても問題ないことが多いです。しかし、特に良いサービスを受けた場合や、自分が何度も通っているお店などでは、少額のチップを渡すことでお店のスタッフとの関係が良好になることがあります。例えば、コーヒーや軽食を頼んだ際に、1〜2ユーロ程度のチップを置いておくと、感謝の気持ちが伝わりますし、また来た時により良いサービスを受けることもあるかもしれません。

タクシーやホテルのサービスもチップが必要となる場合があります。タクシーの場合、料金に数ユーロを上乗せして渡すのが一般的です。また、ホテルのポーターが荷物を運んでくれた場合や、部屋の清掃サービスに感謝したい時にも少額のチップを渡すと良いでしょう。特に長期滞在中は、こうした小さな心遣いが現地の人々との良好な関係を築くのに役立ちます。

ただし、チップの文化には柔軟な対応が求められます。マルタではサービス料があらかじめ含まれていることも多く、その場合には追加のチップは不要です。また、場所や状況によっては、必ずしもチップを渡す必要がない場合もあります。例えば、セルフサービスのカフェや、支払いがカウンターで完結するようなファストフード店では、チップを渡すことはほとんどありません。こうした場面では、無理にチップを渡さなくても失礼にはなりませんので、臨機応変に対応しましょう。

忘れ物(日本から遠い)

マルタ留学で気をつけるべきことの一つに、忘れ物が挙げられます。マルタは日本から非常に遠く、留学中に何かを忘れてしまった場合、すぐに日本に戻ることや手軽に必要なものを取り寄せることが難しいです。そのため、留学前には必要なものをしっかりとリストアップして準備することが非常に重要です。特に、普段から使い慣れた日本製品や特定の医薬品、化粧品、食材などは現地で手に入りにくい場合があるため、あらかじめ持参することをおすすめします。

まず、忘れがちなのが日本製の化粧品やスキンケア用品です。マルタにももちろん化粧品は売っていますが、日本の製品は手に入らないか、入手できたとしてもかなり高額になることがあります。特に、日本製品の肌に合った特定のスキンケア商品や、敏感肌用の商品を使っている場合、現地で同じクオリティや効果を持つものを見つけるのは難しいかもしれません。日本の環境に合わせて作られた商品は、海外のものとは成分や使用感が異なることが多いため、普段使い慣れているものがあれば、必ず持って行くようにしましょう。

また、医薬品についても同様です。日本でよく使われている市販薬、例えば頭痛薬や風邪薬、胃腸薬、目薬などは、海外で同じものを手に入れるのが難しいことがあります。マルタでも薬局はありますが、使用される成分や強さが異なることがあり、特に日本の医薬品に慣れている場合は、現地の薬では体に合わないことも考えられます。普段から使用している常備薬や、万が一の時に必要になる薬があれば、余裕を持って持参することが大切です。特に、アレルギー薬や、定期的に服用する処方薬がある場合、海外で代替薬を手に入れるのは困難なこともあるため、忘れないようにしましょう。

さらに、日本の食材や調味料も留学中に恋しくなることがあります。マルタでは、日本の食材を揃えた専門店は非常に限られており、醤油や味噌といった基本的な調味料ですら、手に入れることが難しい場合があります。もし手に入ったとしても、価格が高かったり、種類が限られていたりするため、日本の味を再現するのはなかなか大変です。特に長期滞在を予定している場合は、現地の食文化に慣れつつも、時々日本の味を楽しみたくなることがあるでしょう。そのため、少量でも良いので、自分が慣れ親しんでいる調味料や、簡単に作れるインスタント食品を持って行くと、留学生活の中でとても助かるはずです。

リストアップの際には、まず自分の日常生活を振り返り、何が欠かせないかを考えてみるのがポイントです。例えば、シャンプーやリンス、歯ブラシ、コンタクトレンズの液、電源プラグ変換アダプターなど、普段は意識していないけれど必需品と感じるものがたくさんあるはずです。また、文化的な違いから、日本では当たり前に手に入るものが、海外では珍しかったり、高価だったりする場合があります。そうしたものがないと不便に感じる可能性があるため、持参することで安心感を得ることができます。

出席率

マルタ留学で気をつけるべき大切なポイントの一つに、出席率の管理が挙げられます。多くの大学や語学学校では、出席率が学業の進捗を図る重要な指標として重視されています。特に学生ビザで滞在している場合、ビザの要件として一定の出席率を維持することが義務付けられていることが多く、これを守らないとビザの延長や滞在が難しくなることもあります。そのため、授業を欠席しないように注意し、出席率の管理を徹底することが求められます。

マルタの語学学校や大学では、出席率が85%〜90%以上であることが必要とされる場合が多いです。これはつまり、週に数回の欠席が続いたり、連続して休むことが多くなると、すぐにこの基準を下回ってしまう可能性があるということです。特に学生ビザで留学している場合、出席率の低さは深刻な問題になりかねません。学校から出席率についての注意を受け、改善が見られない場合には、最悪の場合、ビザの延長ができなくなることもあります。ビザが延長できないという事態は、留学を続けることができなくなるだけでなく、予定よりも早く日本に帰国しなければならないリスクを伴います。

さらに、出席率は単にビザ要件を満たすためだけでなく、学業の進捗にも大きく影響します。特に語学学校では、毎日の授業で新しい内容を学び、コミュニケーションのスキルを磨いていくことが重要です。出席率が低いと、授業の内容を十分に理解できなかったり、クラスメイトとの会話練習の機会を失ってしまうため、結果的に英語力の向上にも悪影響を及ぼします。せっかくマルタで留学しているのに、出席を怠ることで目標の英語力に到達できないというのは避けたいところです。

マルタは魅力的な観光地でもあり、特に週末になると近隣のヨーロッパ諸国への旅行も手軽に楽しむことができるため、ついつい授業を欠席して旅行に出かけたくなる誘惑が強いかもしれません。また、日常生活に飽きが生じたり、観光や社交イベントが増えると、授業に出ることを後回しにしてしまうこともあります。しかし、こうした行動が積み重なると出席率が低下し、ビザや学業に悪影響を及ぼすリスクが高まります。特に、長期の旅行やイベントに参加する際には、事前にしっかりと計画を立て、出席に影響が出ないように注意しましょう。

学校側も出席率の管理には厳しく対応しており、出席率が低い場合には定期的に注意が送られたり、場合によっては面談が行われることもあります。こうした警告を無視して欠席を続けると、学校が移民局に報告を行い、ビザに関わる問題が発生する可能性もあります。ですから、日常的に自分の出席状況を把握し、しっかりと管理しておくことが非常に重要です。

 

まとめ

マルタ留学を充実させるためには、現地の文化や生活習慣に慣れることが大切です。出席率やビザの要件、物価の違い、そして日本とは異なる食文化やチップ制度など、様々な点に気をつけることで、トラブルを避けながら楽しく学べる留学生活を送ることができるでしょう。また、必要な持ち物を忘れずに持って行き、現地での生活をスムーズにすることも重要です。こうした準備をしっかり整え、マルタでの留学を最大限に楽しんでください。

 

 

No.1の語学学校検索サービス「school surf」

 

留学・ワーホリで語学学校探すなら「school surf」へ!他では見られない詳細な情報と視覚的なコンテンツで、あなたに最適な学校が見つかる、充実した機能を提供しています。 →語学学校を検索してみる

 

【マップ検索】

世界中の語学学校をマップ上で簡単検索。まるで世界中を旅するように探せるから、最初の希望先以外にもっと魅力的な国が見つかるかもしれません!留学エージェントでは提携校しか載ってないケースもありますが、school surfはエージェントではないので全て見れます。→語学学校を検索してみる

 

【持ち物リスト機能】

留学に必要な持ち物を、ジャンル別に完全に網羅してリスト化しています。チェック機能で忘れがちなものも逃さず留学することができます。(→持ち物リストを見る

 

【費用計算】

(語学学校オリジナルの料金が見れる)

会員限定で、語学学校オリジナルの価格情報が丸わかり。授業料や滞在費、教材費など、細かな内訳まで確認でき、費用シミュレーションも自由自在。 今すぐ登録して、見えにくい費用の全体像を把握しましょう!→各学校のオリジナル料金を見る

 

【お気に入り保存】

興味のある学校をお気に入りに追加し、いつでも見返せる安心感。後から費用計算や比較も簡単に行えます。さらに、国ごとや特徴別にフォルダー分けができるため、たくさんの学校を検討したい方にも便利です。

 

【会員限定クーポン】

留学な必要なeSIMやVPNなど、各種サービスの割引クーポンを会員限定でお配りしてます。特にeSIMをお探しの方は当サイトをご利用ください。現地でプリペイドSIMを買うより安くて、データプランもオンラインで変更できて楽ですよ。

 

無料アカウント登録【今すぐ試す!】

 

   

この記事の監修:土屋雅人

1993年栃木県出身。
school surf運営代表。株式会社GOODBYE JAPAN代表。NPO留学協会賛助会員。
もっと多くの日本の方が気軽に留学できるようなサービスを作ってます。

留学おすすめアイテム

  • ◎重要
約500円

Sailyは、コストパフォーマンスに優れたeSIMサービスで、旅行者や留学生の強い味方です。料金が手頃で、アプリを通じて渡航前に簡単にセットアップできるため、面倒な手続きが不要です。

特に1GBから20GBまでの幅広いプランが用意されており、500円程度〜のプリペイド式です。短期旅行者にも長期滞在者にも対応しています。柔軟なプラン変更が可能で、データが不足しても追加購入がすぐにできるのが魅力です。(日本のSIMカードを海外で使うと、ローミング料金が高額になるリスクがあります。)

日本を出発する前に準備を整え、現地到着後はスムーズにインターネットが使えるため、初めてeSIMを使う人にも安心です。

現地のプリペイドSIMとほぼ同じ価格ですし、留学やワーホリで長期滞在する人は月額契約を考えているかもしれませんが、契約が面倒ですし、コスパも大して良くありません。何より解約し忘れて帰国して「高額な請求が来るのでは?」と怯える日々を送る可能性もあります。

eSIMのSailyならそういった不安も一切なし。簡単・コスパ最強です。

  • ◯便利
約113円

留学前に英会話の練習をするならDMM英会話。今なら初月50%です。

本当に英語力ゼロの状態で留学すると大体苦労します。最初の数週間何も話せずノイローゼみたいになる方もいますから、事前に話す練習をしておくことをおすすめします。

  • ☆必須

VPN

約780円

海外ではカフェや公共施設のWi-Fiは当然のこと、そもそもWi-Fiを使う際は、クレジットカードやパスワード漏洩対策のために絶対にVPNを使ってください。VPNはユーザーの通信を強力な暗号化技術で保護します。これにより、通信内容が第三者に盗聴されても解読が不可能となります。

カードが不正利用されてからだと、日本に国際電話をかけて利用停止してなど、手間とお金がかかります。またカードがないと買い物も現金も引き出せないので、最悪強制帰国となります。何より不正利用による多額の請求がきます。そのため最初からVPNを使ったほうがいいです。

NordVPNは、世界中1,500万人以上のユーザーが使用しており、その規模がサービスの信頼性を裏付けています。大手メディアやセキュリティ専門家からも高い評価を受けています。IT業界で働いている人はほぼ全員VPNを使ってますよ。私も3年以上使ってます。

  • ☆必須
約880円

【海外ローミングが0円】:月2GBまでの海外ローミングがタダ。

【SMS受信が0円はすごい!】:サービスの認証に必要なSMSを海外でも無料で受信できる。電話で銀行、各種アカウントの2段階認証している人は必須。他のキャリアの場合、請求されます。

【1GB=500円で海外利用】:2GB以上使いたい場合も、1GB=500円の破格でチャージできます。チャージ式なので海外で使ってもとんでもない額の請求は来ないので安心。

正直楽天モバイル以外でこれだけ海外利用に強いサービスはありません。留学を予定している人は絶対に契約した方がいいです。語学留学の場合基本、学校にも寮やホームステイ先にもWi-Fiがあるので2GBや5GBで十分です。5GBでも「基本料金880円+1500円=2380円/月」。この機会にぜひネットで簡単に乗り換えましょう。

  • ☆必須
約0円

楽天カード年会費0円で、以下の海外保険がつきます。

【傷害・疾病治療費用】:200万円まで補償。無料カードの中ではトップクラス。大半の治療ケースでこの金額で対応が可能。

【賠償責任】:2,000万円の補償。旅行中の第三者への損害にも対応。

【携行品損害(盗難や破損)】:年間20万円まで補償。

【キャッシュレス診療】:現地での治療費を一時的にあなたが立て替える必要なし。

利用付帯なので、旅行代金や航空券の一部を楽天カードで支払えば上記の充実保証が得られます。他の無料のカードでここまでの保証はないので、1枚は楽天カードを持っておくことをお勧めします。

Popular School

(フィルター:”校舎おしゃれ”)

授業料:€170〜/週

  • 1クラス: 10人 / 生徒数: 115人 / ホームステイ: 週€195〜 / 日本人比率: 4%

© All rights reserved.  school surf