留学におすすめ防犯グッズ8選

留学先での新しい生活は、異文化を楽しみながら学びの機会が豊富にありますが、同時に安全対策も重要です。特に、外国では治安や習慣が日本と異なるため、貴重品の管理には一層の注意が必要です。ちょっとした不注意や、見知らぬ環境での過信が原因で、盗難や紛失といったトラブルに巻き込まれることもあります。

そんな留学生活を安心して過ごすためにおすすめしたいのが、防犯グッズです。今回は、留学生が持っておくと役立つ防犯グッズを8つご紹介します。簡単に実践できる対策を知ることで、心配を減らし、学びや経験に集中できる環境を作りましょう。留学先での安全と安心を守るために、防犯グッズを上手に活用してみてください。

留学におすすめ防犯グッズ8選

Wi-Fiカメラを使う

→Amazon：Wi-Fiカメラ（3,390円）

留学中に、防犯対策として「Wi-Fiカメラ」を活用するのもおすすめです。ホームステイ先や寮の部屋にWi-Fi接続型のカメラを設置しておけば、あなたが不在のときに誰かが部屋に侵入した場合でも、即座に通知を受け取ることができます。留学中は、貴重品を常に持ち歩くのは難しく、どうしても部屋に置きっぱなしになるものも出てくるため、こうしたカメラがあると安心です。

Wi-Fiカメラは、スマートフォンと連携させることで24時間リアルタイムで部屋の状況を確認できる点が大きなメリットです。外出中でもスマホからチェックできるため、何か気になることがあればすぐに確認が可能です。特に、留学先で不安に思うことがあれば、通知設定をオンにしておくとよいでしょう。カメラの多くは動きを検知すると通知を送る機能があるため、あなたがいない間に誰かが部屋に入ったことを即座に把握することができます。

また、万が一盗難に遭ってしまった場合も、記録映像が残っていれば犯人特定にも役立つかもしれません。こうした映像は証拠としても活用できる可能性があるため、もしものための備えとしても非常に心強いアイテムです。

とはいえ、カメラを設置する際には、ルームメイトやホストファミリーに誤解を招かないように注意が必要です。正直に防犯目的であることを伝えるのも一つの方法ですが、もしも気まずさが残るようであれば、「ビデオ会議用」や「ライブチャットのために使っている」と説明すると、スムーズに受け入れられることが多いです。留学生活では、オンライン授業や家族とのビデオ通話も日常的にあるため、そうした言い訳があれば納得してもらいやすくなるでしょう。

Wi-Fiカメラは、防犯面でのメリットが大きいだけでなく、遠く離れた家族に自分の生活環境を見せるツールとしても役立ちます。カメラを自分の部屋の様子が分かるように設置しておけば、家族に「こんな生活をしているよ」と簡単に見せられますし、安心感を与えることもできます。また、最近のWi-Fiカメラにはカメラのオンオフをリモートで操作できるものもあり、必要に応じて自由に使えるのも嬉しいポイントです。

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ポータブル金庫を使う

→Amazon：ワイヤー付きポータブル金庫（3,980円）

留学中の防犯対策として「ポータブル金庫」を活用するのは、とても賢い選択です。特にホームステイや寮の部屋には、セーフティボックスが備え付けられている場合もありますが、必ずしも万全とは言えません。これらの施設備え付けのセーフティボックスは、どうしてもホストファミリーや管理者が開ける可能性があるため、安心しきれないこともあるでしょう。また、スーツケースにロックをかけるだけでも防犯対策にはなりますが、残念ながら解除されるリスクもゼロではありません。だからこそ、ポータブル金庫を活用することで、さらに防犯対策を強化することができるのです。

ポータブル金庫の最大のメリットは、自分だけの防犯対策ができること。特に、ポータブル金庫には頑丈なワイヤーが付いているタイプが多く、これを使って金庫を固定すれば、ちょっとした防犯対策の手助けになるのです。例えば、金庫をスーツケース内に入れてワイヤーをスーツケースの持ち手や内部に通しておくと、万が一スーツケースを開けられたとしても、中の金庫を引き出すことが非常に困難になります。こうしたちょっとしたひと工夫が、盗難被害を防ぐための大きな鍵になることも多いです。

また、ポータブル金庫は非常に頑丈で、破壊するのに時間がかかるため、犯行をためらわせる効果も期待できます。泥棒や不審者にとって、セキュリティを突破する時間がかかるとリスクも大きくなるため、次第にあきらめるケースが多いのです。こうした「ちょっとしたひと手間」こそが、留学先での防犯対策においては非常に重要です。

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VPNを使ってカード不正利用を防ぐ

→公式サイト：NordVPN

留学先で安全にインターネットを使うためには、「VPN」を利用するのが非常に有効な防犯対策です。VPN（Virtual Private Network）は、インターネット通信を暗号化して、第三者によるデータの盗み見を防ぐ仕組みです。海外では、特にカフェや空港、公共のWi-Fiを利用する機会が増えることが多いため、こうしたオープンなネットワークでの通信は、個人情報が盗まれやすい状況でもあります。特に、クレジットカード情報やパスワードなどの個人情報は、悪意のある人に狙われやすいため注意が必要です。

VPNを使うことで、例えば留学先のホームステイや寮のWi-Fiも、より安全に利用することができます。留学先のネットワークは、一般的には比較的安全な環境と言われていますが、完全に安全とは言い切れません。実際に、留学生をターゲットにしたハッキングや情報漏洩の被害も報告されており、特に共有Wi-Fiでは他人が自分のデータにアクセスするリスクがゼロではないのです。VPNを導入しておけば、こうしたリスクを大幅に低減でき、心配なくインターネットを利用できるようになります。

VPNの中でも、「NordVPN」は使いやすく、セキュリティ面でも非常に信頼性の高いサービスとして知られています。NordVPNは通信速度も安定しており、学業や仕事、エンターテインメント用途でも快適に使える点が魅力です。また、NordVPNを使えば、自分のIPアドレスが隠されるため、どの国にいても自宅と同じように安全にインターネットを使えます。さらに、NordVPNにはキルスイッチ機能があり、万が一VPN接続が切れた場合でもインターネットに一時的に接続できなくすることで、情報漏洩を防ぐ仕組みが備わっています。この機能により、安全性がさらに高まり、安心感が得られます。

VPNを活用するもう一つのメリットは、留学先の国ではアクセスできない日本のコンテンツを楽しむことができる点です。VPNを使えば、IPアドレスを日本に変更することができ、日本の動画配信サービスやオンラインバンキングなど、通常ではアクセスが難しいサービスを安全に利用できます。

→公式サイト：NordVPN

2つロックのついたスーツケースを使う

→Amazon：DELSEY PARIS（37,000円）

留学先で安心して使えるスーツケースを選ぶ際、特に防犯面を重視するなら、ロックが二つ付いているタイプのスーツケースが断然おすすめです。多くのスーツケースには一つの鍵やロックが付いていますが、二重ロックを備えたスーツケースは、セキュリティをさらに強化してくれます。特にファスナータイプのスーツケースは一つの鍵しかないことが多いため、ファスナーに加えてもう一つのロックがあると、より防犯性が高まります。二つのロックを解除するには当然ながら時間がかかり、その分だけ盗む側の精神的なハードルも上がります。

また、数字の組み合わせがあるロックの場合、解除には数千通りのパターンがあり、単純な3桁のダイヤルなら1,000通りの組み合わせが考えられます。一方、二つのロックがある場合、単純に組み合わせの数が増えるため、解除にかかる時間も増加します。もちろん、スーツケースの防犯対策に過信は禁物ですが、時間を稼ぐことで不審者が諦める可能性も高くなるのです。

二重ロックのスーツケースは、留学中のあらゆるシーンで役立ちます。特に、空港や宿泊先で目を離さざるを得ないときや、現地で移動が多い場合など、どうしてもスーツケースを不特定多数の目にさらす場面では、この二重ロックが心強い存在となります。スーツケースを開けようとする悪意のある人は、ロックが複数あるとそれだけでやる気を失うことが多いものです。

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留学におすすめのスーツケース20選

盗撮・盗聴探知機を使う

→Amazon：盗撮・盗聴発見器（5,999円）

留学中の滞在先として、ホームステイや寮に住むことが一般的ですが、旅行や短期滞在の際にはホテルやAirbnbを利用することもあります。このような個人宅を利用する宿泊サービスや安価なホテルは手軽で便利ですが、セキュリティ面では不安が残ることもあるでしょう。特に、Airbnbなどは個人が運営している場合が多く、宿泊者に対するプライバシーの管理が徹底されていないケースもあり、部屋に隠しカメラが設置されているといった不安が完全に排除できるわけではありません。

そうした不安を解消するための「防犯グッズ」として役立つのが、盗撮・盗聴探知機です。この探知機は、カメラや録音機が発する信号を検知して、隠しカメラや盗聴器の有無を知らせてくれるものです。最近ではAmazonや家電量販店でも手軽に入手できるため、留学の際に1つ持っておくと心強いアイテムになるでしょう。

安価な宿泊施設や個人宅では、セキュリティを理由にカメラが設置されているケースもあります。もちろん、正当な理由で防犯カメラが使われている場合もありますが、同時にプライバシーが侵害される可能性もあるため、疑念が残る状況では探知機を使ってチェックしてみると安心です。特に、海外の一部の国では隠しカメラによる盗撮が問題視されている地域もあり、Airbnbであっても例外ではありません。無防備な状態で宿泊するのではなく、自己防衛の一環として探知機を活用しましょう。

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南京錠を使う

→Amazon：南京錠（917円）

留学生活や海外での旅行には、手軽で信頼できる防犯対策が欠かせません。その中でも、特に使いやすく、シンプルながら効果的なアイテムとして「南京錠」は非常におすすめです。南京錠は、旅行用の防犯アイテムとして定番ですが、留学先でのさまざまな場面でも大いに活躍してくれます。特に、ワイヤータイプの南京錠を使えば、貴重品とスーツケースを繋げておくことで盗難のリスクを減らし、安心して荷物を管理することが可能です。

ワイヤータイプの南京錠の特徴は、柔軟性がありながらも切りにくく、取り扱いが簡単な点です。例えば、宿泊先や移動中にスーツケースやバックパックを椅子やベッドのフレームなどに固定できるため、荷物が無防備な状態で放置されることを防ぐことができます。特に、スーツケースを使った旅行や、バックパック一つでの移動が多い留学生活においては、南京錠は軽くて持ち運びやすく、気軽に使える防犯対策として便利です。

貴重品をスーツケースやバッグにまとめることはよくありますが、南京錠で固定しておくと、簡単に持ち去られることが難しくなります。また、ワイヤーがあることで、バッグの取っ手や固定物と繋げておくことができるため、見た目からも「開けるのに手間がかかる」「簡単には持ち去れない」といった抑止力にもなります。泥棒や不審者にとって、南京錠やワイヤーを切ると証拠が残りやすいため、わざわざリスクを冒して盗もうとする人も少なくなります。特に、留学先では異国の地での慣れない生活が続くため、このような小さな防犯対策が大きな安心につながります。

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セキュリティポーチを使う

→Amazon：セキュリティーポーチ（2488円）

留学生活では、貴重品の管理が重要な課題です。異国の地で大切なパスポートやクレジットカード、現金などをどう保管し、移動させるかは悩みの種でしょう。ホームステイや寮の部屋に置いておくのが不安で、外出時に持ち歩きたくなることもありますが、その場合にも「セキュリティポーチ」を活用すると安心です。このセキュリティポーチは、貴重品をしっかりと管理しながら、肌身離さず持ち歩けるため、旅行や留学先での防犯対策として非常に優れています。

まず、セキュリティポーチは、目立たずに身体にフィットするデザインが特徴です。腰や胸、さらには服の下に装着できるタイプが多く、外から見えないため、貴重品がそこにあることを他人に悟られる心配がありません。特に観光地や人通りの多い場所では、ひったくりやスリが多いと言われていますが、セキュリティポーチを利用することで、そのようなリスクを大幅に軽減できます。また、単にバッグの中に貴重品を入れるよりも、盗難に対してはるかに安全性が高まるため、日常の外出時でも安心です。

さらに、セキュリティポーチは、貴重品を一か所にまとめて保管できるため、管理が簡単になるという利点もあります。パスポートや現金、クレジットカード、学生証など、留学中に必要なものを全てひとまとめにしてポーチに入れておくと、いざというときに探しやすく、スムーズに取り出せるようになります。特に、旅行や留学先での移動中は貴重品を分散して持ち歩くのが基本ですが、どうしても限られたスペースに収めなければならないときは、セキュリティポーチに必要最低限のものをまとめて入れることで、安全に持ち歩けます。

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スキミング防止カード

→Amazon：スキミング防止カード（999円）

留学先での防犯対策として、「スキミング防止カード」はぜひとも持っておきたいアイテムです。留学中はクレジットカードやデビットカードを使う機会が増えるため、カードの不正利用には特に注意が必要です。スキミングとは、専用の機器を使ってクレジットカードの情報を不正に読み取る行為のことで、知らない間にデータを盗まれてしまうリスクがあるため、現金を持ち歩かない代わりにスキミング防止カードで自分のカードを守ることが重要です。

スキミングは、近距離から電波を使ってカード情報を読み取ることができるため、バッグやポケットにカードを入れているだけでも情報を盗まれる可能性があります。特に多くの人が集まる観光地や公共交通機関、カフェなどでは、スキミングのターゲットにされやすいため、防犯対策としてスキミング防止カードを利用することが推奨されます。スキミング防止カードは、RFID技術を用いてカード情報を保護する仕組みになっており、カード情報の不正読み取りを防ぐため、留学中に安心してカードを使うことができます。

スキミング防止カードの使い方は簡単で、財布やカードケースに入れるだけで効果を発揮します。スキミング防止カードが一緒に入っていることで、電波を遮断し、カード情報が読み取られるリスクを軽減してくれるのです。また、スキミング防止カードは薄くてコンパクトなため、ほとんどスペースを取らず、普段の生活で邪魔になることもありません。スキミング被害を避けるために、ぜひ毎日持ち歩く財布やカードケースに入れておきましょう。

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留学での防犯対策

クレジットカード・現金は分散

留学先での生活では、防犯対策がとても大切です。特に貴重品としては、現金とクレジットカードが最も重要なアイテムでしょう。しかし、これらを一箇所にまとめてしまうと、万が一盗難に遭ったときのリスクが大きくなってしまいます。「一つのカゴに卵を盛るな」という投資の格言があるように、貴重品の管理にも分散が必要です。万が一の時にも備えて、いくつかの場所に分けて保管することが、安心して留学生活を送るための基本的な防犯対策です。

現金やクレジットカードの分散のポイントは、身の回りの異なる収納スペースに振り分けることです。例えば、普段使う財布には最低限の金額だけを入れ、追加の現金やカードは別の場所に保管するのが良いでしょう。具体的には「財布」「スーツケース」「セーフティボックス」など、それぞれの役割や利用シーンに応じて分けて保管すると効果的です。財布には必要最小限のものを、スーツケースには旅行中に使わない余分な貴重品を、そしてホテルや寮のセーフティボックスには日常的にすぐに取り出さない貴重品を保管しておくのが一般的な分散方法です。

ただし、それぞれの保管場所には、それぞれのリスクもあります。例えば、スーツケースは数字の組み合わせによるロックが一般的ですが、3桁の数字ロックの場合、試行錯誤すれば1,000通りの組み合わせの中から開錠できてしまいます。また、TSAロックであっても、特定の鍵さえあれば開けることが可能であり、実際には絶対的なセキュリティを保証しているわけではありません。さらに、一部のスーツケースは鍵を操作する際の音で、開け方が特定されやすいといった特徴もあります。こうした点を考慮すると、スーツケースはあくまでも「一時的な保管場所」として利用するのが望ましいです。

そもそも大金を現金で保持しない

留学中の防犯対策として、まず考慮したいのは「大金を現金で持ち歩かない」という基本的な方針です。海外は日本に比べてカード決済が広く普及しており、多くの場面でクレジットカードやデビットカードが使える環境が整っています。大金を現金で持ち歩くリスクを冒す必要はほとんどありませんし、必要な分だけを小分けにして持っておくのが賢明な選択です。

日本人は海外旅行や留学先でも現金を多めに持ち歩く傾向がありますが、これはリスクを伴う行為でもあります。カード決済が一般的な海外では、現金の取り扱い自体が少ないため、大きな額の現金を持っていると、目立ってしまうことがあるのです。特に、旅行先や留学先でひったくりや盗難の被害に遭うと、その場で現金が消えてしまい、取り戻す手段がないことがほとんどです。現金が盗まれると一気にダメージが大きいため、そもそも多額の現金を持ち歩かないことが、重要な防犯対策になります。

また、現金が必要な場合でも、キャッシングを利用するのが効率的です。キャッシングは少額の手数料で利用でき、為替手数料もクレジットカードと同じ程度の相場がほとんどです。例えば、日本で銀行の窓口や両替所で大金を両替するよりも、必要なときに必要な分だけ現地通貨を引き出すほうが、結果的にコストが抑えられることが多いのです。一般的には1回のキャッシング手数料が数百円から1,000円程度であり、旅行や留学で頻繁に現金を引き出さない限り、大きな負担にはならないでしょう。

必要な現金の目安としては、日本円に換算して5万円程度あれば十分です。具体的には、お財布に3万円、スーツケースやセキュリティポーチなどに残りの2万円を分けて入れておくことで、リスクを分散できます。もしひったくりや盗難の被害に遭ったとしても、全額を失うリスクが軽減され、金銭的なダメージを最小限に抑えられます。また、現金の保管場所を複数に分散させることで、盗難のリスクだけでなく、紛失した場合にも備えられるのです。

高価なものはあらかじめピンポイントで保険をかける

留学に出る際、高価な電子機器や貴重品の保護を万全にするために「ピンポイントで保険をかける」という防犯対策は非常におすすめです。通常の保険プランでは、旅行先での体調不良やケガ、万が一の死亡時の保障は含まれていることが多いですが、携行品や電子機器などの「モノ」に対する保障はカバー範囲外という場合も少なくありません。さらに、一般的な保険では、盗難や破損時に実際に保険金が支払われるかどうかが曖昧で、保険会社が「落下による破損」「盗難の証明が不足している」などの理由で給付を断るケースも見られます。

そこで、高価なものには個別で特化した保険をかけておくことが大切です。例えば、留学中に多くの人が持っていくノートパソコンやスマートフォンは、海外では特に狙われやすいアイテムです。中でも、iPhoneやMacBookなどのApple製品は人気があり、リセール価値も高いため、盗難や紛失のリスクが高まります。Apple製品に関しては、「AppleCare+」の盗難・紛失プランを利用するのが賢明です。AppleCare+の盗難・紛失プランでは、盗難や紛失にあった場合に一定の補償金額が支払われるため、こうした高価な電子機器を持ち歩く際の安心材料となります。

また、カメラや高価なアクセサリーなども保険をかけておくと良いでしょう。カメラは留学中の思い出を記録する大切なアイテムであると同時に、その機器自体が高価なため、万が一の盗難や破損に備えることが望ましいです。特にデジタル一眼レフやレンズなど、数十万円するようなカメラ機材を持参する場合には、一般の保険よりも、機器専用の保険に加入しておくことで、安心して写真撮影を楽しむことができます。また、腕時計やジュエリーなども含めて、所有する高価なアイテムごとに適切な保険をかけると、リスクを最小限に抑えられます。

盗まれるとダメージが大きいものは身につけ、リスクが高いところに行かない

留学生活では、貴重品を安全に保つために、盗まれるとダメージが大きいものは必ず身につけることが基本です。最も確実な防犯対策は、大切なものを常に自分の目や手の届く範囲に置き、見知らぬ場所で不用意に置き去りにしないことです。たとえスーツケースやバッグに鍵をかけていたとしても、肌身離さず持っておく方が安心感は格段に上がります。

貴重品を身につけるときのコツとして、タイトなポケットやジーンズのしっかりしたポケットに入れると、落としたり、手を入れられたりするリスクが減少します。逆に、ゆるい服装や浅いポケットに貴重品を入れると、気づかないうちに落としてしまったり、スリの標的になる可能性が高まります。特に海外では、誰かが近づいてきて声をかけてくることがあるかもしれませんが、そうした時に一瞬気を取られている間に、貴重品を狙われるケースもあります。もし話しかけられた場合でも、すぐにポケットに手を入れて貴重品の位置を確認するなど、常に注意を払うことが大切です。

また、リスクが高い場所に不用意に行かないことも重要です。観光地や人混みの多い場所、夜遅くに人気のない場所などでは、スリや窃盗犯が狙っている場合があります。そうした場所に貴重品を持って行かないか、必要最低限の現金やカードだけを身につけておくことを心がけましょう。また、セキュリティが不十分だと思われるエリアには、貴重品を持ち込まず、できるだけ現地の安全情報に基づいて行動するのが得策です。

お酒を飲みに行く時はホームステイに置いて行く

留学中には、友達やクラスメートと一緒にお酒を飲みに行く機会も増えるかもしれませんが、こうした外出時には防犯意識をしっかりと持つことが大切です。特に夜に外出する際や、お酒を飲む場面では、クレジットカードや現金以外の貴重品はできるだけホームステイ先や寮に置いて行くようにするのが安全です。

お酒を飲むと、普段よりも注意力が散漫になりやすく、貴重品を無意識のうちに紛失したり、盗まれたりするリスクが高まります。また、お酒の席では、バッグやポケットに入れていた大切なものをうっかり置き忘れてしまうケースも少なくありません。こうしたリスクを回避するためにも、お酒を飲みに行く際には最低限必要な現金とクレジットカードだけを持ち歩き、他の貴重品は置いていくようにするのがおすすめです。

ホームステイ先や寮に貴重品を置くことにも不安を感じるかもしれませんが、お酒を飲んで外出するリスクを考えると、持ち歩かない方が安全です。置いて行く際には、スーツケースのロックやセーフティボックスを利用するなどの対策を取ることで、室内での盗難リスクも抑えられます。スーツケースの中に入れたり、セーフティボックスに収納しておくことで、貴重品を外出先でなくすリスクを回避できます。

まとめ

留学中の防犯対策は、あなた自身と貴重品を守るための重要なステップです。どの防犯グッズも手軽に使えるものばかりですが、ちょっとした工夫で大きな安心感が得られます。防犯グッズを活用することで、不安を最小限に抑え、安全に充実した留学生活を送ることができます。

異国での生活は新しい経験でいっぱいですが、日々の安全を確保することは充実した留学生活を支える基盤です。ぜひご紹介した8つの防犯グッズを参考に、自分に合ったアイテムを準備して、安心して学びや経験に集中してください。安全な環境で、留学生活が豊かで実り多いものとなることを願っています。